2013
05/12
日

2013年3月にパレットの後継としてデビューしたスペーシア。ライバルであるタントと比べると少し怖い感じがしたフロントは、オーソドックスで親しみやすいデザインへと変更された。これはこの手の購入者の多くが子持ちの主婦(女性)層であるためだ。

フロントデザイン。ヘッドライトはパレット時代と比べて下部を直線とし、スクエア部分を大きくすることでベーシック感を強調した。それまでの気味が悪いデザインからより万人受けしやすいデザインへと変更された。

サイドから。パレットと同様に両側パワースライドドアとし、後部左側のパワースライドドアはリモコンスイッチで開閉可能(挟み込み防止機能付)とした。デザイン的にはリア側が直角デザインとなり、フロントはピラーを立ててルーフ幅を拡大したロングルーフデザインとなっている。

リアのコンビランプのデザインは左右L字、逆L字で新鮮さを出している。尚ブレーキランプはLED仕様だ。

搭載されたエンジンは3気筒のNAとターボの2種類。後出しでスポーティーモデル(スペーシアカスタム)が追加されるが、スペーシアはベースモデルでもターボ仕様を用意する。これに組み合わされるトランスミッションは副変速機付きのCVT。駆動方式はFFか4WDだ。燃費向上技術としてエネチャージ、新アイドリングストップ、エコクールを搭載。スペーシアは燃費の面でもライバルに勝っており、これはデビュー当時の新型ワゴンRで搭載されたエネチャージシステムによるものだ。2WDのNAでカタログ値、29km/L、同2WDのターボでも26km/Lとかなり優秀だ。
自動ブレーキ技術としては「レーダーブレーキサポート」を2013年9月のマイナーチェンジ時にメーカーオプションとして設定。「衝突被害軽減ブレーキ」と「誤発進抑制機能」、エマージェンシーストップシグナル、ESP(横滑り防止装置)がスペーシアに備わり、ベーシックグレードのGでオプション選択した時はタイヤサイズが145/80 R13から155/65 R14に変わり、フロントスタビライザーが追加される。また、外観上でも変更があり専用のメッキグリルが追加される。
参考までにターボの加速動画。意外と速い。

インパネ。スピードメーターは全グレードでタコメーター付き。

フロントシートはベンチシートタイプ。

リアシート。

リア側の窓ガラスには強い日差しを「ロールサンシェード」を標準装備(TとXグレード)。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。
スペーシアは先代と比べるとかなり顔つきが普通になり、タントと比べても見劣りしなくなった。燃費もこちらが上で、当時としては両側スライドドアのアドバンテージもあった(後の3代目タントでは両側パワースライドドアとなる)。2015年5月にはマイナーチェンジでエネチャージを発展させたS-エネチャージを導入しマイルドハイブリッド仕様に。外観も新デザインのメッキグリルが全グレードで標準装備となりメーカオプションではあるがレーダーブレーキサポートよりも強力な「デュアルカメラサポート」を導入。前期よりも魅力的なモデルとなった。中古のこの手の軽は人気で高値なものが多いため、予算に余裕があるのなら思い切って後期の新型を買っても良いともう。
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