2013
03/30
土

1996年6月登場のホンダ・バモス。それまでのストリートの後継として、360CC時代に存在したかつての懐かしい名前を復活させた。各社、この手の1BOXタイプの軽自動車は似たり寄ったりだがホンダのバモスという軽1BOXは、他車よりも低い車高と高い位置に設置されたテールランプが特徴だった。また、往年のホンダミニバンに見られるオーソドックスな顔つきもその特徴だった。

フロントデザイン。同年代のステップワゴンのような顔つきで、いうなれば「ミニステップワゴン」という雰囲気。オーソドックスではあるが、可愛い感じもあり愛着の持てる絶妙なデザインだ。

サイドから。同年代のワンボックス軽と比べるとバモスが一番低い。デザインの余地が殆ど無いため各社似たようになるのは致し方無いところ。

リア。高い位置に設置されたテールランプは、後続へのアピール効果が高いだろう。前期型のコンビランプはレンズカットタイプで古臭いが後期型ではクリスタルに変更された。交換も可能で気になる人はヤフオクあたりで探すと良い。あるいは社外品も出ているのでカスタムが楽しめる。
エンジンは3気筒の自然吸気とターボエンジン。デビュー当初はNAのみの設定だったが2002年2月のマイナーチェンジでターボモデルが追加された(※ただし、ターボモデルは2010年のマイナーチェンジで廃止される)。トランスミッションは3AT、4AT、5MTのいずれか。デビュー当初のATは3ATのみだったが、ターボモデル追加時に4ATも追加された。駆動方式はエンジンがリア置きなのでMRまたは(ビスカスカップリング式)4WDとなっている。

インパネ。センターはウッド調パネル。

前期のスピードメーター。タコメーターを備える。ターボモデルでは文字盤がオレンジ色となる。

フロントシートはセパレートタイプ。ただし、センターにはアームレストが付く。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。
ホンダのバモスはステップワゴンのような外観をもつ軽ワンボックスカーである。タント、パレット、NBOXの登場により、軽1BOXという車自体選択する人が少なくなっていると思うが、昔ながらの箱タイプ、特にトヨタで言うハイエースなんかが好きな人にとっては、この手の車が好みだろう。ホンダらしいオーソドックスなスタイルが気に入った人はバモスなんかが良いのではないだろうか。ただ1BOXタイプは全般に車重が重く、加速が悪い。加速に不満のある人はターボモデルの購入を勧めたい。
中古市場ではこの前期型は年式経過もあることから個体によっては安価な値段のモノもある。軽ワンボックスの中古は今流行の車中泊ブームもあって意外と人気なため、手頃なモデルとしてバモスの前期をチョイスしていみるのも悪く無い。
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