2013
02/24
日

初代は1977年に550CCの新規格として誕生したセルボ。4代目はセルボ・モードとしてアルトのワンランク上の車として登場した。このセルボモードの大きな特徴は、そのエンジン。今でこそ軽の4気筒エンジンはスバルのサンバー、ダイハツのコペンを最後に息絶えたが、バブル期はダイハツ、スバル、三菱など各社が4気筒エンジンを生み出し、それに触発され当時のスズキも4気筒エンジンを作っていた。

F6Bという名の4気筒DOHC12バルブエンジンは、ターボにより加給され最終的に64馬力、10.0kgの出力を発生した。さらに720kgのボディに載っかていたのでノーマルでもバカみたいに速かった。
※(今のワゴンRが800kg前後、タントは900kg代なのでものすごく軽い)

ミッションは5MTか3AT、駆動方式はFFか4WDとなっていた。

一般的に軽の4気筒エンジンは、3気筒に比べると低速トルクが薄くターボであればなお薄い。だが高回転までなめらかに回るフィーリングは特有のもので、特にターボが効いてくると強烈な加速を見せる。この刺激的なエンジンは現行の車種には存在しなく、今なおマニアには軽4気筒ターボは人気である。

セルボもそんな刺激的な1台であり、唯一のスズキ4気筒ターボとしてマニアには未だ人気である。登場から10年以上経過し、過走行の個体が多いので購入する場合は、念入りに状態を見てからにしたい。旧規格でバカっ速い軽自動車を探している人には、絶好の1台である。
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