2016
11/10
木

2002年2月に登場したホンダ・ザッツ。車名の由来は英語の「That's (That is)」。思わず「あれ」と言ってしまうような親しみの持てる車になるようにと命名された。それまでホンダの乗用軽自動車といえばハッチバック型の「トゥデイ」やワゴンRのような「ライフ」、あとはワンボックスの「バモス」程度しかなかったので、ハッチバックタイプとワンボックスを掛けあわせたようなスタイリングのザッツは当時とても新鮮だった。

そのザッツは2006年3月のマイナーチェンジで後期型に。後期型ザッツではそれまであったターボモデルを廃止し、穴空きグリルから穴なしのシンプルなスモークメッキを新たに採用。ヘッドライトをマニュアルレベリング機構付きに変更し、サイドターンランプとハイマウントランプを標準装備。ボディカラーは新色のシフォングリーン・メタリック、ブラックアメジスト・パールを含め全5色とするマイナーチェンジを行いよりシンプルにかつお買い得とした。

フロントデザイン。後期型では新たにスモークタイプのグリルを採用した。前期ではターボモデルを考慮したエアダクト付きのデザインだったが、後期型でターボモデルが廃止となったためシンプルなデザインに変更された。後期型か前期かを見分けるポイントである。

サイド。後期型ではサイドターンランプが標準装備。さらにドアハンドルまわりがブラック化された。この点も後期型かを見極めるポイント。ボディカラーはシフォングリーン・メタリック、ブラックアメジスト・パールが追加となった。

足元は12インチのフルホイールキャップ。

リア。後期型ではハイマウントランプが標準装備となった。

エンジンはE07Z型3気筒SOHC自然吸気エンジンのみ。最高出力は52ps(38kW)/7200rpm、最大トルクは6.2kg・m(61N・m)/4500rpm。トランスミッションは3ATのみで駆動方式はFFまたは4WD。前期ではターボモデルの設定があったが、後継モデルの「ゼスト」の登場によりグレード整理となった。

インパネ。このあたりは前期と同じ。

スピードメーター。自然吸気エンジンでもタコメーター付き。

後期型ではヘッドライトにマニュアルレベリング機構がプラスされた。

フロントシートはセパレートタイプ。前期と同じ。

リアシート。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。

ザッツの後期型はシンプルになったフロント周りとサイドターンランプ、ハイマウントランプなど細かな小変更のマイナーチェンジとなっている。前期まであったターボエンジンの廃止により魅力が減ってしまっているが、その分新車価格がかなり下がりFFモデルでは約90万円で購入可能とバーゲンプライスな価格設定となっていた。
中古市場では生産年数の関係から前期よりもタマ数が少ないが安価な中古車として買えるモデル。加速性能や静粛性等に難があるが街乗りオンリーであればその広さなど使い勝手は良いのでアルトやミラなどベーシックなタイプではなくワゴンタイプで安い軽自動車を探している人には嬉しいモデルといえよう。
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