2016
07/11
月

2004年8月にデビューしたダイハツのムーヴラテ。同時期に販売されていた「3代目ムーヴ」の派生車種として可愛らしさを強調して作られた。それまでのムーヴとは完全に異なる曲線ボディに丸目ヘッドライト&丸目コンビランプでムーヴと名前が付くもののまったく違うキャラクターが特徴であった。室内空間はムーヴゆずりの1,970mmの室内長を実現。室内高も1310mmと快適性を確保し、それ以前のセダンをベースとしたの可愛らしい軽自動車とも異なっていた。加えて女性に嬉しいプラズマクラスター、クリーンエアフィルター、UVカットガラスやキーレスエントリーの採用に加え吸音タイプの遮音材の採用で静粛性をアップ。足回りもチューニングし快適な乗り心地を実現しより女性向けに特化した軽自動車であった。
そのムーヴラテにデビューから4ヶ月後に追加されたのが「RSリミテッド」である。RSリミテッドではそれまでの最上級ターボグレードのRSにディスチャージヘッドライトとモモステアリングを標準装備とし、より上級感を高めたグレードとなっている。

フロントデザイン。バンパーはRS用のスポーティなバンパー(フォグランプ付き)を装着。メッシュグリルの開口部がノーマルとは異なるスポーティな印象を与えている。これにRSリミテッドではディスチャージヘッドライトが標準装備となる。ほかはノーマル共通でUVカットガラスが標準装備。

サイド。このあたりは特に変更点は無い。LEDターンランプ付きドアミラーとセキュリティーアラームがベース同様に標準装備。

リア。上部にはRSと同じくリアスポイラー。バンパーもRS用で若干見た目が異なる。ただしムーブラテ・クール登場前のモデルとなるためコンビランプは非ターボグレードと同じタイプ。ここはクール用の純正クリアータイプを手に入れて交換するか社外品があるので検討すると良いだろう。

エンジンはEF-DET型水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボエンジン。最高出力は64ps(47kW)/6400rpm、最大トルクは10.5kg・m(103N・m)/3200rpmで可愛い顔の割にパワフルなエンジンが設定されている。トランスミッションは4ATのみで駆動方式はFFまたは4WD。

インパネ。大きな楕円形のシルバーパネルが特徴的。プラズマクラスター、クリーンエアフィルターが標準装備される。なお、同年代の2代目ミラジーノ(L650S/L660S系)とインパネを共有しておりデザインは同じ。ただしシフトノブがミラジーノはフロアシフトに対し、ムーブラテはコラムシフトの違いがある。

RSリミテッドではダイハツお馴染みのモモステアリングを標準装備。スピードメーターはタコメーター付き。このスピードメーターも2代目ミラジーノと同じタイプ。

フロントシートはベンチシートタイプ。RSと同じシートでターボ仕様専用品ではなく自然吸気エンジンと同じタイプ。

リアシート。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。
ダイハツのムーブラテ・RSリミテッドはターボ仕様のRSにディスチャージヘッドライトとモモステを標準装備させた最上級グレードである。ターボ仕様の顔つきに加え夜間時に頼もしいディスチャージヘッドライト。加えてモモステでステアリングに上級感が与えられたモデルである。ただしムーヴカスタムのRSリミテッドとは若干異なり、見た目はそこまで変化しないため、ダイハツのRSリミテッド車の中でも地味な存在となっている。この後の2005年6月マイナーチェンジでより外観を精悍に仕立てた「ムーブラテクール」の登場によりターボ仕様のRSおよびRSリミテッドが廃止されわずか6ヶ月の短命グレードとなっている。ゆえに中古市場ではあまり見かけないレアなグレードだ。ムーブラテクールじゃないターボグレードとして記憶にとどめておきたい。
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