2016
06/13
月

1993年9月登場の7代目・ミニカ。それまでの角目ヘッドライトに角ばったボディという他社によくに他スタイルから、丸目ヘッドライトに丸みを帯びたボディというかなりのイメージチェンジを行なった。それと同時に室内空間も拡大。外観と室内の両方で進化を遂げた。また、先代で話題となったスポーツモデルの「ダンガン」を7代目でも継続設定するなど女性向けにあらず男性ユーザーにも嬉しいグレード構成で、華々しい時代であった。

フロントデザイン。7代目ミニカ最大の特徴はこの愛嬌のある丸目ヘッドライト。これに丸みを帯びたバンパーやフェンダーが組み合わされ、独特のキャラクターを演出している。この代のライバル(アルトやミラ)は従来通りの保守的なデザインだったため、7代目ミニカのデザインが際立っていた。

なお、フロントデザインを大変更する後期型の前に一度バンパーのデザインが変更されており、1995年以降ではこのようにデザインが異なる。

サイド。全高を比較的高く取り、丸みを与えることでそれをあまり感じさせない独特のデザイン。同年代のアルトやミラはこれよりも全高が低かったため、室内空間の居住性は7代目ミニカが優位にあった。

リア。ヘッドライトに似た丸目コンビランプと丸みを帯びたバンパーおよびリアハッチ。が特徴だ。前も横も後ろも丸みだらけで女性受けのよい外観である。

エンジンは3G83型直列3気筒SOHCエンジン、4A30直列4気筒SOHCエンジン、スポーツモデルでは4A30直列4気筒インタークーラー付きDOHCターボエンジンの3種類を設定。トランスミッションは4MT、5MT、3AT、4ATが用意され駆動方式はFFまたは4WDの2種類。

インパネ。先代よりも見た目がよくなった。

スピードメーター。ターボモデルではタコメーター付きの専用品となる。

フロントシート。商用モデル(バンタイプ)ではヘッドレスト一体型。

乗用モデルではヘッドレスト分離型となる。ともにセパレートタイプ。

乗用モデルリアシート。

バンタイプのリアシート。リアシートに関しては商用・乗用の両方でヘッドレスト無しの左右一体型シートとなる。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。
7代目ミニカの前期および中期モデルは可愛らしい外観が特徴の軽自動車である。このあと後期型ではフロントデザインを変更し、鉄仮面のような個性的な顔となるため前期および中期の可愛らしさが薄れる。また次のフルモデルチェンジ(8代目)ではライバル同様に角形ボディのオーソドックスなデザインとなってしまうため個性という点ではこの7代目が優れていた。ただ旧規格ということもあり室内空間は1998年以降のモデルに劣ってしまい、2名乗車であれば少し窮屈である。
7代目ミニカではベースモデル以外にスポーツモデルの「ミニカ・ダンガン」と「SR-Z」、クラシックモデルので「ミニカ・アンティ」および「ミニカ・タウンビー」。派生モデルとして全高を極端に高くした「ミニカ・トッポ」など多くのグレードを持ち、歴代ミニカの中でも賑やかなモデルであった。
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