2016
06/11
土

2002年1月登場のスズキ・アルトラパン。ベーシックなアルトと同じ背の低いセダン型をベースに長方形に丸みを与えたシンプルかつスタイリッシュなボディフォルムと70~80年台を思わせるレトロな雰囲気で大ヒットとなった。
そのラパンの登場からおよそ9ヶ月後の2002年9月、デビュー当初にはなかったターボモデルを追加した。グレード名を「ターボ」とシンプルに与え、専用グリル、フォグランプ付きバンパー、タコメーター等を装備する走りや外観を差別化したモデルとなっている。

フロントデザイン。ラパンターボ専用品として開口部を大きくかつメッシュ形状を採用したことによりシンプルながらスポーティーな印象とそている。もちろんこれに従来通りのうさぎエンジンが組み合わさり、可愛らしさとスポーティーのハイブリッド的要素も持つ。これ以外ではフォグランプを標準装備とした。なお、ラパンターボは2002年10月設定以降2006年ぐらいまでラインナップされ続けたため年式により若干の変更点がある。デビュー当初は前期ヘッドライトだが、2006年4月以降のモデルでは後期丸目ヘッドライトとなる。

サイドから。このあたりはベースと同じだ。

リア。こちらも同様に特に変更点は無し。

2006年4月以降ではクリアーテールが標準装備となる。

エンジンはK6A型直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジン。通称「Mターボ」と呼ばれる60馬力仕様のターボエンジンで、パワーと燃費を両立させた仕様となっている。最高出力は60ps(44kW)/6000rpm、最大トルクは8.5kg・m(83N・m)/3000rpm。ホットな64馬力仕様はスポーツタイプのラパンSSに設定される。トランスミッションは4ATのみで駆動方式はFFまたは4WD。

インパネ。

スピードメーターはベースと同じだが

右下に小さいタコメーターがターボ仕様として追加された。

シフトノブはコラムシフト。

デビュー当初のフロントシートはセパレートタイプ。

2004年10月以降ではベンチシート化された。

2006年4月ではさらにシート表皮が変更される。

リアシート(前期)。

リアシート(後期)。

ラゲッジルーム。

初代アルトラパンのターボはさりげなくスポーティーな専用グリルとフォグランプ、60馬力のターボエンジンでベースの可愛らしさをキープしつつ、少しだけスパルタンな外観とターボによる加速性を持つモデルである。デビュー当初から要望のあったターボモデルの追加により、自然吸気エンジンのもさっり感が改善されここを不満に思っていた人には嬉しい仕様であった。もちろんターボと言っても60馬力仕様だっので、よりスポーティーで5MTも設定された「ラパンSS」とは差別化がなされている。
初代ラパンにはこれ以外にターボモデルが存在するがとりあえずターボ付きのノーマルラパンといえばこれで、中古で探す際は「ラパンターボ」が目印だ。ターボ故に過走行車の場合はメンテ状況の要チェックが必要だが、比較的安価な個体が多いので足車としてまだまだ需要のあるモデルだ。
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