2016
06/06
月

2004年9月にデビューしたマツダの5代目キャロル。先代の4代目・HB22S系からアルトの完全OEMモデルとなり、5代目でもボディのみ自社生産することなく生産をスズキに完全委託する形となった。一方で4代目後期に見られたマツダ用デフォルメは5代目でも採用されており、フロントグリルと前後エンブレムがマツダ専用品に変更される。この専用デフォルメとマツダエンブレム効果によりベースよりも人によっては上品に見えるのがキャロルの特徴だ。
その5代目キャロルにベーシックグレードのGをベースに上級装備を追加しお買い得とした特別仕様車を追加した。それがこの「Gスペシャル」というモデルだ。Gスペシャルでは廉価グレードで省略されることの多いカラードリモコンドアミラーに13インチアルミホイール、リアとバックドウインドウをスモークガラスとし、見た目を良くした特別仕様車となっている。

フロントデザイン。このあたりは変更点は特になく、ベースのGグレードに準拠する。スズキ版よりもスタイリッシュなマツダ専用グリルとエンブレムにより6代目アルトよりも見た目は良い。

サイドから。Gスペシャル用として電動格納式カラードドアミラー、13インチアルミホイール、リアガラスにはダークティンテッドガラスを標準装備とした。廉価グレードでは非塗装ドアミラーに鉄チンホイール、リアガラスも非スモークタイプとなるためこの変更点は嬉しい部分である。

リア。Gスペシャルとしてバックドウィンドウもダークティンテッドガラスとなる。これ以外はベースと共通で専用エンブレム等は付かない。

エンジンは3気筒の自然吸気エンジンのみ。トランスミッションは3ATのみで駆動方式はFFまたは4WDとなる。ベースでは5MTの設定があるがGスペシャルでは3ATのみとなる。ちょっとした郊外を走ると3ATでは高速域が高回転となるためこの部分は少し残念だ。一方でストップ・アンド・ゴーの多い街乗りではクロスされたギア比により十分な加速を得られる。

インパネ。内装に関しては特に変更点は無くベースモデルと同じ。

スピードメーター。

ATのシフトノブ。

フロントシートはセパレートタイプ。シートまわりもベースモデルと同じ。

リアシート。スライド機構は非装備。シート形状は商用モデルのバンタイプに近く、ヘッドレストもなし。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。

5代目キャロルのGスペシャルはベーシックなグレードに外観を良くするカラードドアミラー、13インチアルミ、リアスモークガラス等を装備したモデルである。当時としてはこれら追加装備でベースよりも42,000円増程度だったのでかなり良心的な特別仕様車であった。
中古市場では年式経過もあるが人気の背の高い軽自動車ではないためかなり手頃な価格となっている。3ATなため街乗りメインとなるが、似たようなアルトやミラ、ミニカ等の安いモデルでは上述のリアスモークガラスやアルミホイール、カラードドアミラー等が非装備なグレードもあるため、そこだけでもこだわりた人にとっては嬉しいモデルである。
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