2016
05/22
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2011年12月登場のホンダN-BOXカスタム。この手の売れ筋であるタントカスタム同様、ベースモデルのN-BOXにエアロパーツや専用フロントデザインで、アルミホイール等でカスタムし、外観を精悍に仕立てたモデルだ。N-BOXカスタムはノーマルモデルとはあきらかに異なるヘッドライト、専用グリル、大型メッキパーツなど迫力満点のフロントデザインが特徴である。これに加えてノーマル同様広々とした室内を兼ね備えるオールラウンダーといったところだ。
そのN-BOXカスタムは2015年2月にフロントデザインの変更を伴うマイナーチェンジで後期型となった。後期型ではグリルが新デザインとなった他、ターボ車ではシート表皮を一新。デビュー当初よりもより上質に仕上げたマイナーチェンジとなっている。

フロントデザイン。後期型ではエンブレム部分のメッキグリル(ダーククロムメッキ)のデザインを変更。前期では細いラインが複数並んでいたが後期ではこれを3本の太いグリルに変更した。前期では独特のコテコテ感があった後期ではシンプルなデザインとすることですっきりとしたフロントとなった。また、ターボモデルではLEDポジションとLEDフォグランプ(クロームメッキフォグライトガーニッシュ付き)を標準装備。夕方等のポジションライト点灯時、白系のライトで見た目が良くなっている。このほかヘッドライト下にはフロントアクセサリーLED(ブルーまたはホワイト)を備え、フロントバンパーにはバンパーロアグリルモールが付く。

サイドから。前期同様、セキュリティーアラームを標準装備し、LEDターンランプ付きドアミラーには新たに「オートリトラミラー」を搭載。これはドアロックに連想してミラーが自動格納する便利な機能だ。スライドドアはG・LパッケージとG・ターボLパッケージで両側とも電動タイプ。廉価グレードのGは非装備。電動搭載グレードではイージークローザー付き。アウタードアハンドルはクロームメッキ仕様。スマートキーシステムは全グレードで標準装備。

快適装備として「IRカット<遮熱>/スーパーUVカットガラス(フロントコーナー/フロントドア)」をグレード別に設定。2015年2月マイナーチェンジではフロントウインドウにIRカット〈遮熱〉/UVカット機能付ガラス、フロントコーナー/フロントドアにIRカット〈遮熱〉/UVカット機能付ガラスを装着していたが、2015年11月マイナーチェンジではこれがサイドガラスとリアガラスを含む360度に対応。すべての窓で紫外線と赤外線をカットできるようになった(ただし、グレード別設定)。

自然吸気モデルのG・Lパッケージでは14インチアルミ(写真のもの)、ターボ仕様のG・Lターボパッケージでは15インチアルミを標準装備。廉価グレードのGでは14インチスチールホイール+ホイールキャップとなる。

リア。最上級のG・ターボLパッケージのみ、クロームメッキのリアバンパーガーニュシュが加わる。全グレードでエマージェンシーストップシグナルを標準装備。
エンジンは3気筒の自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類。トランスミッションはCVTのみで駆動方式はFFまたは4WD。アイドリングストップを全グレードで標準装備する。安全技術としてはVSA(ABS+TCS+横すべり抑制)とヒルスタートアシスト機能を標準装備。メーカーオプションとして低速度域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能のシティーブレーキアクティビティシステムとサイドエアバッグシステムをセットにしたあんしんパッケージを設定。

インパネ。カスタムでは全グレードでブラックインテリアとなる。加えてGグレード以外ではインパネとドアガーニッシュがピアノブラック調の専用パネルとなる。ターボ仕様ではシルバーステッチ入り本革巻きステアリングホイール&パドルシフトとなる。エンジンスタートは全グレードでプッシュスタート式。

フロントシートはベンチシートタイプ。ターボ仕様ではに合皮コンビシートを採用し、質感が向上している。ターボのシート柄はカスタムブラックコンビシートが組み合わされる。

リアシート。チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート(5:5分割式、4段リクライニング付)はGグレードで以外で標準装備。また、強い日差しから車内を保護するロールサンシェードは全グレードで標準装備。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。
初代・後期型のN-BOXカスタムは前期よりも見た目が向上し、かつ燃費も若干良く一応自動ブレーキもオプション設定するカスタムモデルである。燃費の面ではスズキのスペーシアカスタムに軍配があり、自動ブレーキ自体もそんなにすごいわけではないが、女性や子持ちの主婦には嬉しい360°スーパーUV・IRカットガラスを設定するなど使い勝手の良さも向上し、人気のN-BOXカスタムの後期モデルとして上手くまとまった1台である。顔つきがいかせん好き好きが分かれるが、この手を探していて予算に余裕があるのなら素直に選んでみたいモデルである。
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