2012
12/16
日

キャロルという車は、360CC時代に4人乗りセダンとして誕生している。軽自動車初の4ドアモデルやデラックスな装備で当時のスバル360を驚かす存在だった。だが、デラックスな装備ゆえの車重・パワー不足が動力性能の低下をまねき、末期にはスペック・販売実績とも最下位になってしまった。

この2代目はそれから19年後、スズキとの業務提携により平成に入って復活した車である。スズキのアルトとエンジンやプラットホームを共有しながらも、ボディや内装を自社開発するという変わった生産方法だった。
※現行のキャロルはスズキからの完全OEM車(エンブレムだけマツダ)である
ボディ形状はハッチバックになってしまったが初代の特徴的な丸目ライトを強襲し、全体的に丸みをおびてベースとなったアルトとは全く違うデザインになっている。

ベースとなった当時のアルト
そしてこのターボモデルはスポーツモデルとして設定され、ノーマルに対し専用のグリル、フォグランプ、エアダクト、リアスポイラーを装着し、やんちゃな感じを表現したモデルだ。

搭載されたエンジンはアルトワークスieゆずりの3気筒ターボエンジン。わずか600kg台のボディに61馬力、9.2kg・mを発生するエンジンを積んでいるのだから速くないわけがない。ミッションは年式により3ATor4AT、5MTが用意されていた。

キャロルは車重が軽く、ハッチバックタイプながらの低重心、またワゴンタイプに比べ空力も良いのでアルトワークスと同じくモータースポーツなどに向いていると思う。この2代目は登場から15年以上経過しているので良い個体が殆ど無いと思うが、見つかればものすごく安く購入できるだろう。アルトワークスじゃない速い軽自動車を探している人には良いのではないだろうか。
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