2016
04/30
土

2008年8月に登場したムーヴコンテ。ムーヴの名前がつくものの外観はムーヴとは全く異なるスクエアを基調とする箱ワゴンなモデルである。ベーシックなボディスタイルだがそれゆえに万人受けしやすいキャラクターで2016年現在、8年以上もフルモデルチェンジを行なっていないロングセラーモデルでもある。ちょうどスズキの初代アルトラパンの全高をちょっと上げ、ムーヴと同じ高さにしたような軽自動車といった感じだ。
そのスポーティーモデルである「ムーヴコンテカスタム」は、ムーヴカスタム同様にスポーティーな外観&内装とターボエンジンを設定する上級モデル。オーソドックスなノーマルコンテの外観にカスタムパーツで精悍さが加わりムーヴカスタムにはない個性が際立つ1台だ。そのムーヴコンテカスタムに2015年4月、専用グリルと専用15インチアルミ、革巻きステアリングホイールを標準装備した特別仕様車が追加された。それがこの「X VS」というグレードである。「X VS」は自然吸気エンジン仕様のXグレードをベースに標準のカスタムで採用されるメッキグリルとは異なる専用の「ライトスモークグリル」に加え、社外品のようなオシャレでエレガントな15インチアルミホイールを装着し標準のカスタムよりもワンランク見た目を向上させたモデルとなっている。

フロントデザイン。X VS専用品としてライトスモークメッキグリルを装着。

標準ではキラキラとした一般的なメッキグリルだったが、ライトスモーク仕様によりノーマルとは異なるアクセントを与えている。これ以外は後期型のムーヴコンテカスタムと同じでディスチャージヘッドライト、フォグランプを標準装備。フロントウィンドウはIR&UVカットガラスとなる。

サイドから。LEDターンランプ付きドアミラーを標準装備。

アルミホイールは「X VS」専用の15インチアルミホイール。ひと昔前の軽では考えられなかったオシャレなアルミホイールがおごられ、カスタムの外観とマッチングし精悍さに磨きをかけている。

リア。このあたりはベースと同じ。コンビランプはクリアータイプでストップランプはLED仕様。「X VS」専用のエンブレム類は特に無くリアからの見分けは付かない。

エンジンは3気筒の自然吸気エンジンのみ。ターボエンジンはベースモデルにラインナップされているが今回の特別仕様車「X VS」ではその設定が無い。デビュー当初は燃費がFFモデルで23.0km/lと大したことなかったが2011年6月の後期型マイナーチェンジでエンジンも刷新。ミライースで採用した第2世代KFエンジンとアイドリングストップ機構を取り入れたり、次の2012年4月マイナーチェンジで改良型CVTの採用、エコアイドルや回生エネルギーの導入によりFFモデルで27.6km/l までアップした。トランスミッションはCVTのみで駆動方式はFFまたは4WDとなる。

インパネ。このあたりはベースモデルと同じ。ステアリングはメッキオーナメント・プレミアムシャインブラックベゼル付きの革巻きステアリングとなる。

スピードメーターもベースと同じ。

フロントシートはベンチシートタイプ。

リアシート。内装に関しては革巻きステアリングホイールが標準装備された以外はベースモデルと同じ。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。

ムーヴコンテカスタムの「X VS」はベーシックなグレードのXを元に専用ダークスモークグリルと専用アルミを標準装備したワンランク上の外観が特徴の軽自動車である。自然吸気エンジンしか無い点がネックだが、ターボが不要(街乗りメイン)という人であとからカスタムせず最初からスポーティーな外観が欲しい人向けの特別仕様車といった感じだ。特にアルミホイールのデザインは優秀で精悍なフロントデザインによくマッチする一品である。
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-3088884606305163"
data-ad-slot="5682853689"
data-ad-format="auto">
- 関連記事
-
-
ダイハツ ムーヴコンテカスタム X VS(後期型 L575S/L585S型)
-
【後期型】ダイハツ ムーヴコンテカスタム(L575S/L585S型)
-
ダイハツ ムーヴコンテカスタム(前期型 L575S/L585S型)
-
スポンサーサイト
MESSAGE
TRACKBACK
メーカー別車種一覧
COMMENT