2016
04/12
火

2008年9月に登場した4代目AZワゴン。先代と同じくスズキからOEM供給を受けるこのモデルは、4代目でスズキ同様にそれまでのスポーティーモデルであった「AZワゴン RR」を完全廃止。変わって3代目後半から登場したカスタムスタイル(スズキ版・スティングレー)がRRの後継モデルとなった。
その4代目AZワゴンのカスタムスタイルに2011年12月。スエード調シート表皮やオートライトシステムなど質感を高め充実装備を搭載した特別仕様車を追加した。それがこの「XSリミテッド」である。
4代目AZワゴン カスタムスタイルのXSリミテッドはノーマルモデルであるAZワゴンの特別仕様車、「AZワゴン XSリミテッド」と同時に設定され、共にスポーティーな外観や利便性の高い専用内装など上質な1台となっている。

フロントデザイン。ノーマルモデルをベースとする「AZワゴン XSリミテッド」では専用のインナーブラックタイプヘッドライトが装着されたが、カスタムスタイルでは特に変更点は無く、ノーマルと同じ外観となっている。パット見はスズキ版と同じだが、マツダエンブレムやペンダゴングリル&バンパーなどで差別化されている。

サイドから。

XSリミテッドとしてLEDターンランプ付ドアミラーと、

15インチアルミホイールを標準装備した。ボディカラーは「パールホワイト」、「ミステリアスバイオレットパール」を含む全5色を設定。

リア。この辺りもノーマルと共通だ。キラキラと光るクリアータイプのコンビランプがスタイリッシュである。

エンジンは3気筒の自然吸気エンジンのみで、ターボエンジンの設定は無い。トランスミッションはCVTのみで駆動方式はFFまたは4WDとなる。

インパネ。オートライトシステムを標準装備し、XSリミテッドではインパネ、フロントドアトリム、フロントスピーカー部にブルーイルミネーションを特別装備。特に夜間ではイルミネーションにより独特の雰囲気を演出する。ステアリングはブルーステッチが施された本革巻き仕様。

フロントシートはベンチシートタイプ。XSリミテッド専用品となり、ラックススエードを使ったスエード調シート表皮となる。

リアシート。もちろんスライド機構を備えるので足元の広さを調節可能だ。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。
4代目AZワゴンのカスタムスタイル、XSリミテッドはマツダでは珍しいOEMの特別仕様車である。スズキ版では先にスティングレーリミテッドが登場し、これはその1年後に登場したバージョン2にあたるスティングレーリミテッドⅡのOEMモデルとなっている。ただし、スズキ版と違うのはヘッドライトやグリルまわりで、スズキ版ではブラック化されているのに対しマツダ版ではノーマルと同じタイプとなっている。すなわちスズキ版とは差別化されるがマツダ版のノーマルとは共通で外観が同じという特別仕様車にしてはちょっと押しの弱い仕様である。個人的には新車で買う分には微妙だったかもしれない(ただし、外観はインナーブラックではなく、ノーマルのメッキタイプが好きという需要には答えられたはず)。
中古市場ではスズキ版のスティングレーリミテッドⅡよりもタマ数が極端に少ないが、個体によっては若干割安なものもあり穴場的な狙い目モデルかもしれない。4代目AZワゴンのスティングレーを中古で探している人(※ただしターボを除く)はこの内装が豪華な「XSリミテッド」の存在を頭に入れておくと良いだろう。
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