2016
04/10
日

1998年10月に登場の3代目ジムニー。ジムニーにはベーシックなノーマルモデルと外装や内装に手を入れた特別仕様車の2種類があるが、このうち外装や内装に上級な架装をほどこしたのがランドベンチャーというグレードである。
初期の3型ランドベンチャーは2001年5月にスズキの創立80周年とジムニー発売30周年を記念するモデルとして登場。その後マイナーチェンジを行い2年後に4型ベースの4型ランドベンチャーが登場。さらにそこから2年後の2005年5月には5型ベースのランドベンチャーが登場し、2006年5月と2007年には6型をベースとするランドベンチャーが登場。2008年にはマイナーチェンジでベースモデルが7型へ移行し、同年6月に7型ベースのランドベンチャー(前期)が登場。翌2009年6月に登場したのが今回扱う7型ランドベンチャー(後期)である。
7型ランドベンチャーの前期では6型前期以来のツートーンカラーが復活。内装でも専用本革&ファブリックシートを採用するなど前モデルとはまた違った精悍な印象となっている。

フロントデザイン。ランドベンチャー仕様として前モデルではブロック状のスリットグリルが採用されていたが、再びこれをボディと同色のノーマルタイプに変更。バンパーも歴代のランドベンチャーモデルに存在した専用カラードバンパーのツートーン仕様とし、控えめながらも精悍なデザインとなっている。

サイドから。ランドベンチャー仕様としてグレー塗装のフェンダーアーチモール、グレー塗装の専用アンダーガーニッシュを標準装備。ツートーンカラーを引き立てる迫力ある外観としている。

また、LEDサイドターンランプ付ドアミラーも標準装備。電動格納式ヒーテッドドアミラータイプとなっている。

ボディカラーはオリーブグレーメタリック、ノクターンブルーパールなど全4色。すべて車体下部がグレー色となるツートーンカラー仕様。

リア。歴代と同じく「LAND VENTURE」ロゴ入りの専用スペアタイヤハウジングを採用。

エンジンはK6A型3気筒DOHCインタークーラー付きのターボエンジンのみ。最高出力64ps(47kW)/6500rpm、最大トルクは10.5kg・m(103N・m)/3500rpmを発生。トランスミッションは4ATまたは5MTで駆動方式はパートタイム4WD(切り替え付き)のみとなる。

インパネ。ランドベンチャー仕様として黒木目調の専用センターガーニッシュを採用。ハンドルは本革巻きステアリング。

スピードメーターはベースと共通。

AT車では専用シフトノブを採用。

フロントシートはセパレートタイプ。7型前期のランドベンチャーでは新たに「専用本革&ファブリックシート」を採用。前モデルの黒系のイメージががらりと変わった。

リアシート。

ラゲッジルーム。
3代目ジムニーのランドベンチャー、7型前期はツートーンカラー仕様に控えめなフロントデザイン、上級な内装が特徴の軽自動車である。歴代のジムニーにはスロットグリルによるいかついイメージのランドベンチャーが存在するが、7型前期ではスロットグリルを採用せず、かつツートーンカラーで落ち着いた外観を表現している。「派手な外観よりも地味な見た目が好き」という人には嬉しい仕様だ。なお、これと似たデザインでは6型前期、6型中期があるがいずれも内装が異なるので中古で選ぶ際は年式に注意して気に入った内装のジムニーを選ぶようにしてほしい。
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