2016
03/29
火

1999年6月登場の4代目アトレーワゴン。軽自動車新規格に合わせてそれまでよりもボディが拡大。デザインではイタルデザイン(ジウジアーロ)が手がけ、ワンボックスでありながらフロントからボンネットにかけてきれいな流線型のボディを持ちのが特徴である。また、この代からムーヴのようにノーマルタイプとカスタムモデルの2本構成となっている。
そのカスタムモデルをベースに2000年5月と2005年7月に登場したのがこの「エアロダウンビレットターボ」および「エアロダウンビレット ロールーフ」だ。ビレットとは「削りだし」の意味で、その名前の通りフロントグリルとバンパーに削りだしのようなパーツを装着し、同年代のトヨタに見られたアメリカンビレットテイストただようワイルド感を演出したモデルとなっている。。

フロントデザイン。ベースを「カスタム」または「カスタムターボ」とし、ビレット仕様として特徴的な専用ビレットグリルとビレットバンパーを装着。ヘッドライトこそ共通だがノーマルとはかなり差別化され、迫力あるデザインとなっている。

サイドから。足元では専用14インチアルミホイールにローダウンスポーツサスペンション(マイナス10mm)を標準装備。なお、ルーフレールは省略されている。

リア。リアバンパーも専用のビレットバンパーでコンビランプはホワイトタイプ(ただし、レンズカットタイプで見た目が悪い)。ナンバープレート上部には専用ライセンスランプガーニッシュを装着。カラーはホワイト、ブラックメタリック、ブルーイッシュシルバーメタリックの3色となっている。
エンジンは3気筒の自然吸気エンジンまたはターボエンジンの2種類。トランスミッションはターボ仕様(エアロダウンビレットターボ)が4ATまたは5MTで自然吸気エンジン仕様(エアロダウンビレット ロールーフ)が3ATまたは5MTとなる。駆動方式はそれぞれFRまたはフルタイム4WDの2種類。

インパネ。ベースに加えウッド調パネルを加えて差別化を行なっている。

スピードメーターはホワイトタイプ。タコメーター付き。

フロントシートはベンチシートタイプ。ビレット専用のシート表皮となっていて、外観のワイルドテイスト漂うシート表皮となっている。

リアシート。

ラゲッジルーム。

4代目アトレーワゴンのビレット仕様はノーマルのアトレーワゴンともアトレーワゴンカスタムとも異なる独特の外観を持つモデルである。一時期トヨタではこのビレット仕様車をモデリスタの架装車としてBbやハイエースノア、カローラワゴンなどに展開していたが、アトレーワゴンはその軽自動車版ともいうべきモデルで、個性的なフロントデザインが大きな特徴となっている。デザイン的には好き好きがはっきり別れるものだが、他人とは違う個性を求める上では価値ある1台でそういった物好きな人にはうってうつけな1台といえよう。この後の5代目アトレーワゴンではビレット仕様は存在しないのでその点でも希少なモデルだ。
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