2016
03/21
月


5代目アトレーワゴンでは優れた居住性と積載性を両立し、圧倒的な室内空間を実現。室内長はクラストップレベルの2015mm(後に2020mmに拡大)を確保。室内幅は1310mm、室内高は1350mmとし、4人が快適に乗りつつ十分な広さのラゲッジルームも同時に確保した。
ユーティリティにおいては大型グローブボックスやアンダーボックス、充実の収納スペースに加え、鉄板の穴あけ加工なしでボルトが取り付けられるユースフルナットとユースフルホールを採用した。
エクステリアは存在感と重厚感のある大型エアロバンパーにメッキグリル、軽ワンボックスとしては初となる4灯式のディスチャージヘッドライトを設定し、商用モデルのハイゼットカーゴと大幅な差別化を図った。
インテリアではメタル調のセンタークラスター、専用ファブリックシートの採用で内装面においても乗用モデルらしい上級感を演出。加えて液状制振材の採用により、エンジン透過音を大幅に低減すると共に、着力点の剛性も向上。遮音材の最適配置も行い、ハイレベルな静粛性を実現した。
エンジンは先代に引き続き全グレードでEF-DET型のターボエンジンを採用。ボディは衝突安全ボディーのTAFにデュアルSRSエアバック、プリテンショナー&フォースリミッター機構付フロント3点式ELRシートベルトを標準装備。さらにブレーキアシスト付きのABSも全グレードで標準装備とした。

フロントデザイン。先代までのカスタムモデルとはうってかわり、インナーブラックタイプの丸目2灯ハイロー独立タイプを採用。乗用モデル専用に設計されたヘッドライトで、軽ワンボックスカーでは初となるディスチャージヘッドライトをRSグレードで標準装備した。これに大型のフロントメッキグリルと専用バンパーが組み合わされ、ひと目でカスタムとわかる外観に仕上がっている。先代のカスタムではヘッドライトがノーマルと大差なかったので、この点はかなりの変化だ。

サイドから。カスタムモデルとうことでサイドアンダースポイラーとアルミホイールを標準装備。ボディフォルムは先代のフロントガラスからボンネットエアダクトにかけての流れるようなデザインから、ボンネットが少し出っ張ったデザインに変更。5代目後期ムーブのようにスタイリッシュとなった。ホイールベースは先代の2420mmから2450mmへ拡大し、室内幅こそ同じだが室内長は1850mmから2015mm、室内高は1230mmから1350mmへとアップし、先代よりもワンランク広くなっている。スライドドアは左側のみ設定で、RSグレードではリミテッドパック()のオプションとして。Rグレードでは2005年9月マイナーチェンジではイージードアクローザーとしてオプション設定された。

リア。上部にはリアアンダースポイラー、下部はメッキモール付きの専用バンパーとなる。コンビランプも乗用モデル専用品で、商用チックなハイゼットカーゴと比べるとカスタム感のあるデザインとなっている。

エンジンは3気筒のターボエンジンのみ。先代同様フロントシート真下に格納する。トランスミッションは全グレードで4ATのみ、駆動方式はFFまたはフルタイム4WDだ。

ボンネットはご覧のとおり。

インパネ。ハイゼットカーゴをベースにインストルメントパネルをホワイト化したもの。変更点が加えられているがベースが商用モデルとあって質素やチープな感じがする。

スピードメーター。こちらもハイゼットカーゴ用のものをベースに背景をホワイト化したもの。右下には小さくタコメーターが付く。インパネ同様に商用モデル感が強いデザイン。ただし、後期型ではインパネが乗用モデル専用となり、スピードメーターもタコメーター独立タイプになるなどテコ入れが行われる。

フロントシートはセパレートタイプ。ただし、座面が横広くベンチシート近い形状となっている。先代同様に乗用モデル用のシートとなっている。

リアシート。

ラゲッジルーム。さすがワンボックスタイプということで荷室はトップクラスの広さ。

リアシートを倒した状態。
5代目アトレーワゴンの前期型は、それまでのアトレーワゴンのイメージを大胆に変更し、スポーティーな外観が特徴のワンボックス軽自動車である。ライバルで丸目2灯を採用するワンボックスは無く、リアのデザインもカスタムらしく洗練されているのでこの点がアトレーワゴンの外観での優位点といえよう。ただし、前期型ではインパネがハイゼットカーゴに近いデザインで商用モデル感が否めない。この点は後期モデルで改善されるのでインパネデザインが気に入らない人は後期モデルがオススメだ。
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