2016
03/05
土

1998年10月に登場の3代目ジムニー。ジムニーにはベーシックなノーマルモデルと外装や内装に手を入れた特別仕様車の2種類があるが、このうち外装や内装に上級な架装をほどこしたのがランドベンチャーというグレードである。
初期の3型ランドベンチャーは2001年5月にスズキの創立80周年とジムニー発売30周年を記念するモデルとして登場。その後マイナーチェンジを行い2年後に4型ベースの4型ランドベンチャーが登場。さらにそこから2年後の2005年5月には5型ベースのランドベンチャーが登場し、2006年5月には6型をベースとするランドベンチャーが登場した。今回扱うのはその6型でも2007年6月登場の後期型ランドベンチャーである。
6型後期では4型ランドベンチャーで採用されていたブロック状のグリルが再び採用され、ボディカラーは再びモノトーン系に。さらにシート表皮も一新された点が大きな特徴である。

フロントデザイン。6型後期では4型ランドベンチャーにあったブロック状グリルを装着。ボディ同色に塗られたグリルで特別仕様車らしく力強いフロントデザインを演出した。グリル中央部には新しいスズキマークが備わる。この点は6型なのか4型なのかを見極めるポイントともなる。バンパー下部にはベース同様にブラックカラーのフロントアンダーガーニッシュを装着。フォグランプを標準装備とし、SUVらしい外観を表現している。

サイドから。6型後期ではランドベンチャー初となるサイドメッキモールを装着。ランドベンチャーのエンブレムを合わせてワンポイントのアクセントを強調した。ボディカラーはモノトーン仕様の紺、黒、グレー、パールホワイトの全4色を設定。天井のルーフレールはセンター部をシルバー塗装とすることでスタイリッシュ感を強くした。

リア。サイドと同じくランドベンチャー初となるメッキモール付の専用スペアタイヤハウジングを装着。リアもアクセントを強調している。
エンジンはK6A型3気筒DOHCインタークーラー付きのターボエンジンのみ。最高出力64ps(47kW)/6500rpm、最大トルクは10.5kg・m(103N・m)/3500rpmを発生。トランスミッションは4ATまたは5MTで駆動方式は(スイッチ式の4WD切り替え機構付きのパートタイム)4WDのみとなる。

インパネ。本革巻ステアリングホイールを採用。6型前期では木目調のセンターインパネガーニッシュが採用されていたが、後期ではノーマルと同じになっている。

スピードメーターはノーマルと共通。

ATのシフトゲートは多段式。4WDの切り替えはスイッチ式となり、インパネの中央・下部に付いている。

フロントシートはセパレートタイプ。後期では再びシートが一新され本革を使った上質なシート表皮を採用した。

リアシートは革調表皮のシート表皮。

ラゲッジルーム。
3代目ジムニーの6型後期ランドベンチャーは、力強い専用グリルとサイドメッキモール、新デザインの本革シートなど正統にバージョンアップしたランドベンチャーとなっている。ツートンカラーでは無くなったものの、グリルによる迫力あるデザインがそれを補っており、これはこれで良い外観といった感じだ。
中古市場では走行距離や年式の割に割高となっていて(8年落ち9万キロで90万円)、気軽には買えないモデルである。ただ、ジムニー全般にその人気から高値になっているので、そこは割りきって買うしか無いだろう。
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