2016
02/19
金

2001年12月にそれまでに無かったタマゴ型の軽自動車として登場した初代MRワゴン。そのMRワゴンは2004年2月にフロントデザインと内装の変更を伴うビッグマイナーチェンジを行い後期型となった。後期型・初代MRワゴンでは上品になったバンパー&グリルと使い勝手の良いベンチシート等がその特徴である。

フロントデザイン。前期型ではオーソドックスに小さく横長の開口部を持っていたが、後期型ではこれに横溝を入れ、バンパー端まで溝を拡大した。これにより前期型のベーシックな感じから、ちょっとだけ上品な外観となり、タマゴ型のボディと合わせて見た目が良くなった。

サイドから。このあたりは特に変更点はない。

リア。こちらも変更点はない。フロントグリルのデザイン変更はあったものの、リアコンビランプはそのまま旧式の(レンズカットタイプ)で、ちょっと見た目が残念だ。
エンジンは自然吸気エンジンと2種類のターボエンジンの計3種類。ノーマルモデルでは自然吸気エンジンとMターボと呼ばれる60馬力仕様のターボエンジンが設定され、スポーツモデルのMRワゴンスポーツではSターボと呼ばれる64馬力のターボエンジンのみが組み合わされる。トランスミッションは全グレードで4ATのみで駆動方式はFFまたは4WDの2種類。

インパネ。後期型ではインパネのデザイン(カラーリング)が変更され、ベージュ系を貴重とした明るい内装となった(ボディカラーによっては従来のブラウン系もある)。

フロントシートはベンチシートタイプ。前期ではセパレートタイプだったが、後期型ではベンチシートに置き換えられた。またシート表皮も一新し、オレンジ色またはブルー色が組み合わされる。

リアシート。MRワゴンは初代からリアシートのスライド機構を備えるが、後期型では後方に30mmスライド量が拡大。全体で135mmのスライド量となり、足元空間を確保しやすくなった。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。

初代MRワゴンの後期型は、上品になったフロントデザイン、ベンチシートと明るい内装が特徴のモデルである。同年代のベーシックなワゴンRと比較するとかなり個性的な外観をしており、好き嫌いが別れる部分だがこの後の2代目MRワゴンではワゴンRに近いデザインとなってしまったため、上品なグリルを持つ後期型は前期よりも貴重な存在である。
中古市場では登場から年数がかなりたっている関係でかなり安価に購入できるモデルだ。近所を移動する足車としての需要があるだろう。ただ、年式がどうしても気になる人には似たような外観の「5代目セルボ」がオススメだ。5代目セルボは初代MRワゴンのようなフォルムと欧州車のようなフロントデザインが特徴のモデルである。もし初代のようなタマゴ型フォルムの軽自動車が好みであればそちらも検討されたい。
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