2016
01/17
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1998年10月登場の4代目アルトワークスはそれから1年後の1999年10月にマイナーチェンジを行い後期型となった。ヘッドライトのインナーブラックをメッキ化したり、エンジンの出力調整、内装のブルー化など前期型とは違う内外装とエンジン出力の変化が主な部分だ。

フロントデザイン。後期型ではヘッドライトのインナーブラック部分をメッキ化。見た目にもちょっと新鮮な顔つきとなった。前期型ではインナーブラックにより歴代の丸目を表現していただけにそういった意味にでは大胆な変更ともいえる。

サイドから。フェンダー部の「WORKS」エンブレムの文字色が青色へ変更されている。リアはディスクブレーキ。FF車の場合、フロントに純正でLSDが装着される。

リア。フェンダーエンブレムと同様に「WORKS」デカールも青色へ。全体的に前期で赤だった部分は青色へ変更されている。
エンジンは3気筒のターボエンジンのみ。前期型ではVVT(可変バルブタイミング)が付いていたが後期型ではコストカットやチューニングの観点から廃止。最高出力(64PS)は変わらないもののトルクが11.0kgから10.8kgへ戻っている。トランスミッションは4ATまたは5MTで駆動方式はFFまたは4WDの2種類。前期型同様に4WDモデルは5MTのみの組み合わせとなる。

インパネ。前期型にあったエコボタンは後期型では廃止されている。

ステアリング&スピードメーター。後期型ではエアバッグが標準装備となった。スピードメーターは前期型と同じで「WORKS」の文字がない流用品。


フロントシートはセミバケットシートタイプ。前期型の赤から青へ変更されている。

リアシートも赤から青へ。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。
4代目アルトワークスの後期型はイメージを変えたフロントに青色のシート、VVTが廃止されたエンジンがポイントである。前期型ではVVTだったためにチューニングが難しく改造を楽しむユーザーから敬遠されがちだったが後期型ではこれを廃止したことによりVVTの懸念は無くなった。ただ、先代にあった競技特化モデル「ワークスR」の設定がなかったために競技使用を考えると全体的に人気が無かったモデルである。そして時代はワゴンRやタントなどスペース重視の軽自動車に人気がシフトし、アルトワークス13年の歴史は一度幕を閉じることとなる(その後2015年12月にはおよそ15年ぶりに5代目としてアルトワークスが復活する)。
中古市場では15年ものの間後継となるモデルが存在しなかったためにこの後期型アルトワークスは状態がよいと高値で取引される傾向にあった。ただ、新型アルトワークスが登場したことにより4代目後期型のアドバンテージは少なくなると予想する。しばらくは中古車が流れるまで時間がかかると思うが、数年立てば以前のような高値もなくなりそうである。
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