2015
12/12
土

スズキスポーツとはスズキのグループ会社でスズキ車のカスタムパーツの制作・販売を行うブランドだ。現在ではモンスタースポーツに移行しているが、この時代であればスズキスポーツ=純正カスタムブランドといった感じであった。そのスズキスポーツの冠をつけた特別仕様車がこの車で、スズキスポーツ製の専用品をまとっている。

フロントデザイン。ベースはF6A・SOHCターボのアルトワークス ieとし、これにスズキスポーツ製リップスポイラーを標準装備。丸目の可愛らしさの中に迫力あるフロントデザインとなっている。

またアクセントとしてスズキスポーツマインドのデカールも付く。これはオプションで売られていたもので純正としては珍しい部分だ。

サイドから。アルトワークスといえばツートンカラーもあったがスズキスポーツリミテッドはツートンではないモノトーンカラーとなっている。そしてスズキスポーツのデカールがフロントからリアにかけて流れるように付いている。ノーマルのアルトワークスにはないカスタムで、これまたオプションパーツでは存在するがスズキスポーツリミテッドとして標準装備されている。見た目にもやる気にさせてくれそうなカスタムである。

リア。右下のWORKSシールの下にスズキスポーツのシールが追加されている。
エンジンはアルトワークスieと同じF6AのSOHCターボエンジン。ただし出力はRS/Zと同じで64馬力。トルクはちょっと低めの10.0kg(4000rpm)となっている。トランスミッションは3AT、4ATまたは5MTで、駆動方式はFFまたは4WDだ。4WDモデルのAT仕様を選択した場合は3AT、FFモデルの場合は4ATとなっていた。

インパネ。

スピードメーターあたりも共通品。

フロントシート。ここがリミテッド専用品で、スズキスポーツの名前入りセミバケットシートとなっている。この時代の軽自動車にしてはかなり立派なシートで、専用の文字も満足感を得られるポイントだ。

リアシート。

ラゲッジルーム。
3代目アルトワークスのスズキスポーツリミテッドは、モデル末期に追加されたアルトワークスの特別仕様車で、スズキスポーツのカスタムパーツをまとったメーカー純正カスタムモデルである。トップグレードのRS/Zにはないカスタム感が特徴で、見た目だけならこちらも引けをとらない外観を持っている。走りに関してはベースがieなためRS/Zほど尖っていないが、当時の新車価格でRS/Zと比べると最大10万円前後の差があり、動力性能よりも外観やシートに重点を置いたモデル末期のお買得モデルだったようだ。
中古市場ではモデル末期の特別仕様車ということもあり、アルトワークス全体の中ではタマ数が少ないほうだ。人気はRS/Zのほうなのであえてieを選ぶ人で特別な1台が欲しいという人はこのリミテッドがちょうどいいだろう。旧規格で年数もかなり経過していることから状態をよく見て選んで欲しい。
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