2015
11/19
木

軽自動車でRRといえばスズキの「ワゴンR RR」が有名だが、OEMであったAZワゴンにも同様に設定された。古くは初代からRRに相当するグレード(ZS)があり、2代目AZワゴンでは前期型が「RR-Fターボ」。後期型ではスズキと同じく「RR」と改められた。

前期型のRR-Fではエンブレム以外はベースと同じだったが後期型ではマツダのアイデンティティである専用ペンタゴングリルを装備。スズキとの差別化がなされた。グリル自体はノーマルグレードと同じものだがこれにスポーティーなインナーブラック仕様のHIDヘッドライトが組み合わさってベーシックな感じの中にもちょっとしたカスタム感を感じるデザインとなっている。この他フォグランプも標準装備。

サイドから。このあたりはスズキ版と同じ。サイドアンダースカートが付いている。

リア。後期型なのでコンビランプがマルチリフレクタータイプになっている。なお2代目ではマツダのロゴエンブレム以外(車名エンブレムとMAZDAエンブレム)はデカールとなっている。さらにスズキ版では左上にグレード名、右上にSUZUKIとWagonRのエンブレムだったのに対し、リアのエンブレム類の配置はノーマルと同じになっている。この他RRと同じハイマウントストップランプ付リアスポイラーを備える。
エンジンは3気筒DOHCターボエンジンで、64馬力仕様となる。トランスミッションは4ATのみで駆動方式はFFまたは4WDだ。

インパネ。このあたりはスズキ版と同じ。前期型にはスズキと同じく5MTがあったが後期型では4ATに統一。シフトもコラムシフトへ変更されている。

スピードメーター。こちらもベースと同じだ。

フロントシートはベンチシートタイプ。

リアシート。フロントシートがかなり後ろにスライドしているので狭く見えるが実際はもう少し足元が広い。ただし、3代目以降に比べるとラゲッジルームが広い設計なのでそこまで足元は広くはない。

このように2代目まではラゲッジルームがかなり広い。
2代目後期型のAZワゴン RRはスズキのワゴンRのOEMモデルでありながらはじめて差別化されたモデルである。RRのスポーティーなイメージと2代目後期型のAZワゴンのベーシックなデザインの組み合わせはスズキ版と違った雰囲気を出しており、個性あるモデルとなっている。2代目のRRを探しているのならあえてマツダ版にしてみるのも面白いだろう。ただ、中古市場では登場からかなりの年数が経過したこともありかつOEMのマツダ版ということも手伝ってタマ数はかなり少ない。ただ、価格はかなりお手頃な部類なので程度が良ければ足車としての需要が考えられる。
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