2015
11/08
日

その3代目ワゴンRは2008年6月に2003年度~2007年度国内軽自動車車名別新車新規届出台数5年連続No.1と、国内累計販売台数300万台を達成したのを記念して特別仕様車を設定した。それがこの「ワゴンR リミテッド」である。

フロントには遠くからでも目立つ大型のビレット調メッキグリルを装備。これにスポーツタイプのRRでも使われていたHIDヘッドライトを組み合わせ、ノーマルとは大きく差別化した。さらにフォグランプも標準装備されている。パット見ワゴンR RRに見えるがよく見るとメッキグリル部分が違うという構成だ。

サイドから。LEDドアミラーターンランプが標準装備されている。

リア。コンビランプはスティングレーで使われていたクリアータイプを装備。ハイマウントストップランプ付リアスポイラーも標準装備され見た目も洗練されている。なお、このテールランプは社外品が数多くリリースされているので交換するのも面白いだろう。




搭載されるエンジンはK6A型3気筒DOHC自然吸気エンジンのみ。自然吸気エンジンは最高出力54ps(40kW)/6500rpm、最大トルク6.4kg・m(63N・m)/3500rpmを発生。トランスミッションは4ATのみで駆動方式はFFまたは4WDだ。

インパネ。ステアリングは本皮巻仕様でシルバーステッチが施される。

フロントシートはセパレートタイプ。リミテッド専用としてシート表皮にアルカンターラとスエード調ジャージを採用。アルカンターラ特有の生地感が適度なすわり心地と特別感を演出する。

リアシートもアルカンターラ仕様。3代目から後部座席のスライド機構が備わったので、足元とラゲッジルームの広さをトレードオフで調節できるようになった。

ラゲッジルーム。広さはリアシートのスライド機構で調節可能だ。

リアシートを倒した状態。歴代のワゴンR同様にこの点はかなり広い。
3代目のワゴンR リミテッドはアルカンターラのシートにHIDヘッドライト、メッキグリルとノーマルとはかなり差別化された特別仕様車である。ターボこそ無い点はターボ付きを考慮している人にマイナスだが、そうでない街乗り専用を考えている場合にはかなりプレミアム感のある軽自動車で、(燃費は劣るが購入価格のアドバンテージから)3代目ワゴンRを検討している人には是非とも選んで欲しい1台だ。顔つきがRRに似ているのでベーシック感は薄れいているが、この点が問題ないのであれば検討して欲しい。
中古市場では特別仕様車だったこともありあまりタマ数が少なく、希少車なっている。ただ、特別仕様車の割に価格的にはかなり安い部類でもし運良く見つければ即買といってもいい希少車だ。4代目ではよりスタイリッシュなボディラインになるが、初代や2代目のイメージがある人には受け入れやすい3代目ワゴンRである。
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