2015
10/25
日

先代と同じくすべてをいちから作り直すのではなく、バンパーやグリル部等のみを変更しベースモデルを流用する形で作られた。軽自動車という立ち位置を考えると、高すぎるのはあまりにも割に合わないため、制作費などコストカットも兼ねての仕様だったのだろう。

2代目レイのフロント。先代と同じく縦型に大きな開口部をもつメッキグリルを装着。上部には初代と同じくボンネットまで伸びた装飾品が備わりかなり、かなりのアクセントだ。ヘッドライトが先代に比べて横長タイプとなり、さらにインナーブラック仕様なので初代よりもがらっとデザインがかわった。一言で言うなら「目つきの悪いギャング」のような怒りん坊顔で初代の可愛らさは薄れ、好き好きが別れるデザインとなっている。この他バンパー部のメッキパーツもオリジナルで大きなグリルと合わせてクラシカル感を演出している。

サイドから。メッキドアミラーカバーやメッキドアハンドルカバーを標準で備える。

リア。コンビランプはノーマルと共通で、先代と同じくメッキパーツの装飾が付いたバンパーを備える。残念ながら車名エンブレムではなくデカールとなっている。
エンジンは3気筒の自然吸気のみ。トランスミッションは3ATのみで駆動方式もFFのみとなっていた。ただし、3ドアと5ドア仕様の2タイプを用意していた。

インパネ。中央に木目調パネルが使われている。ただし、これは光岡専用品で作られたのではなく、スズキの純正オプション品である。

スピードメーター。クラシカルな文字盤ではなくノーマルと同じだ。

フロントシートはセパレートタイプ。こちらもノーマルと同じ。

リアもノーマルと同じ。足元は狭め。

2代目レイは初代と同じくキャロルをベースとしたクラシカルモデルである。異色の光岡自動車の軽でありながら一部を流用するというコストカットがかなり行われたモデルで実際の新車販売価格も100万円を切るなどカスタムモデルとしてはかなり安かった。その分装備が簡素でインテリアやトランスミッションも3AT、FFモデルしかないなど割り切りの部分も考えどころである。
中古市場ではこの後出たミラジーノベースの3代目とは打って変わってかなり安く購入できる1台だ。足車としての需要を考えれば安価に変わった車を買うことができるので、そういう点では重宝するだろう。初代同様に年式がかなり経過しているので状態をよく確認することを忘れずに。
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