2015
09/12
土

2006年9月にフルモデルチェンジし、2代目となったeKスポーツ。ただし中身は大きなマイナーチェンジに近い異色のフルモデルチェンジであったが、その登場からおよそ2年後に外観を専用のスポーティなエアロパーツでまとった特別仕様が追加された。それがこの「ロアコンプリート」である。
eKワゴンのOEMであるオッティには、日産の架装メーカーであるオーテックジャパンが手がけた「オッティライダー」があったが、こちらは三菱の架装メーカーである「ROAR」が手がけたカスタムカーである。オッティライダーはライダーシリーズに見られる直線基調のメッキラインが特徴だったが、こちはそれとは異なり大きな開口部にメッシュ状のグリルを付けることでスポーティな印象が特徴的だ。

フロントデザイン。ヘッドライトこそ共通だがバンパーからグリルにかけて専用品を装備している。スポーティカスタムによく見られる大きな開口部&メッシュグリルによってベースとは一味違う印象を演出した。中央グリル右側に付いている「ROAR」エンブレムがさりげないアピールとなり、やんちゃな感じのeKスポーツとは違ってちょっとした上品さも感じられる。

サイドから。専用のアルミホイールにより横からも見た目もワンランクアップしている。これ以外にサイドスカートもベースとは異なる専用品だ。

リア。テールランプこそ共通だが専用のリアアンダースカートによりさりげないカスタム感を感じられる。エンブレムはeKスポーツなどベースにあったものは取り払われて三菱エンブレムのみとなっている。
エンジンは3気筒の自然吸気とターボの種類。グレード名としては自然吸気が「ロアコンプリートX」、ターボモデルが「ロアコンプリートR」となっている。トランスミッションは4ATのみで駆動方式はFFまたは4WDとなる。

インパネ。

フロントシートはベンチシートタイプ。

ベースと同じくオプションで純正レカロシート(セミバケットタイプ)も設定されていた。

リアシート。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。ここらへんはベースと共通だ。
2代目eKスポーツのロアコンプリートはekスポーツシリーズの中でも希少なカスタムモデルである。ベースの2代目前期型eKスポーツは鉄仮面のようなやんちゃなデザインが特徴だが好き好きが別れる部分もあり、正統派でスポーティなメッシュグリルを用いたロアコンプリートはベースモデルに抵抗感のあった人にうってつけのモデルとなっている。また、希少モデルということで街中で被ることが少なく、優越感にもひたることができるだろう。もしeKスポーツを検討しているのであれば「ロアコンプリート」は一考の価値あるモデルである。
ただし、中古市場では希少モデルということでタマ数が極端に少なく、見つけるのは困難を極める1台となっている。その困難さを含めても個性的な顔つきは間違いなく価値ある1台ではないだろうか
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