2015
08/10
月

オートザムブランド時代から長く続いた「AZワゴン」は2012年10月のフルモデルチェンジ時に改名し、「フレア」となった。そのフレアの登場から約2年後の2014年8月にフロントフェイスの変更を伴うビッグマイナーチェンジを行い後期型となった。
今回のマイナーチェンジでの大きなポイントはベースのワゴンRと同じ簡易ハイブリッドシステムである「S-エネチャージ」の搭載である。これによりワゴン型でも燃費はFFモデルで32.4km/lを達成し、ライバルの6代目(LA150系)ムーヴ(31.0km/l)を追い越す低燃費となった。

フロントデザイン。今回のS-エネチャージ搭載に伴い、フロントデザインもがらりとデザイン変更した。前期型ではヨーロピアンな雰囲気漂う曲線&直線のエッジが効いたヘッドライトだったが、後期型では往年のAZワゴン(ワゴンR)を彷彿とさせる角目&斜めのエッジが効いたヘッドライトとなった。グリルもかなり大型化され同時にメッキ仕様とすることで存在感もアップしている。ハイブリッドモデルであることを象徴するようなインパクトあるデザインだ。前期ではクセの強いデザインだったが後期ではどちらかというと保守的なデザインとなり、前期のデザインでためらっていたユーザー層にアピールできる内容だ。なお、ワゴンR同様にフロントグリルにはLEDイルミネーションが内蔵されるが前期型で見られたマツダ専用のデフォルメは無くなり、エンブレムのみの変更となっている。

サイドから。このあたりは特に変更なし。

リア。マツダエンブレムと車名のフレアエンブレムを装着している以外はベースと同じだ。ハイブリッド仕様ということでトヨタに習ってクリアーテールに青みがかったものが付く。
エンジンは3気筒のみ。今回の後期モデルからS-エネチャージを採用したHSグレードでは小型のモーターに回生発電とアシストのマイクロハイブリッド仕様となる。駆動方式はFFまたは4WDで、トランスミッションはCVTのみ。その他にDSCとTCS、レーダーブレーキサポートなど最新技術を装備する。

インパネ。

スピードメーター。パネルに刻まれたイルミネーション(ブルーからグリーン)でエコ運転を表示する。また右側の液晶パネルでは回生ブレーキの作動状況も表示する。

フロントシートはベンチシートタイプ。

リアシート。

ラゲッジルーム&片方のみシートを倒した状態。AZワゴンシリーズ歴代の分割可倒式となっている。

全てシートを倒すとかなり広くなる。
初代フレアの後期モデルは5代目ワゴンRの後期モデル同様にマイクロハイブリッドのS-エネチャージを搭載し、他社ライバルより最も燃費の良いモデルとなっている。残念ながら前期型に見られたマツダ専用デフォルメが無くなってしまったためスズキ版との差別化が無いのだが(国内では)軽のイメージが強い貧相なスズキエンブレムよりも普通車とヨーロッパ車のイメージがあるマツダエンブレムの方が高級感があり、ワゴンRで迷ったらブランドイメージで選ぶというのも一つの選択肢だろう。なお、前期型のデザインは異例ながらS-エネチャージ非搭載のベーシックグレード(XG)で残されており、デフォルメがない分こちらで差別化が残されている。
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