2015
07/23
木

1993年9月にフルモデルチェンジし7代目となったミニカ。そのおよそ2年半後に追加されたのが特別仕様の「アンティ」である。7代目ミニカの派生グレードといえばレトロ感一杯のタウンビー(タウンビーⅡ)が思いつくがアンティはその全身にあたるモデルで、スバルのヴィヴィオビストロに代表される軽レトロブームに反応する形で投入されたモデルだ。

ボディの随所にメッキパーツを散りばめ、高級感とレトロ感を出している。特に専用のメッキグリルとメッキーパーツの付いた開口部の大きいバンパーが特徴的でこれだけでノーマルミニカと違う雰囲気を出している。

サイドにもメッキラインが用いられノーマルと差別化されている。7代目ミニカには3ドアと5ドアの2モデルがあるが、アンティは3ドア仕様だ。

リアにかけてもフロントバンパーと同じく角にメッキパーツを用い、リアハッチにもメッキラインを入れることでこちらもノーマルと差別化。さりげない変更点だが元々がベーシックな軽自動車だからこの違いはかなりのポイントだ。
エンジンは4気筒SOHCの自然吸気のみ。ダンガンなどに設定されたターボエンジンはこのアンティには設定されない。駆動方式はFFまたは4WDでトランスミッションは3ATまたは5MTとなっていた。

インパネ。オーディオ部分やサイドのエアコン部分に木目調パネルが用いられている。フロントシートはセパレートタイプ。

リアシート。

ラゲッジルーム。
ミニカ アンティは7代目の特別仕様として設定された気合の入ったモデルだった。だが、それほど売れ行きは良くなく、その後のタウンビーの登場でその役目を完全に終えた。中古市場でもあのダンガンより滅多に出てこない超レア車となっており、中古で探す場合は困難を極める1台だ。もしデザイン重視で7代目ミニカを検討している人で偶然アンティを見つけたのならこちらにするのもアリかもしれない。
アンティはレトロ軽自動車の中でもかなり希少なな1台である。
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