2015
05/17
日

ホンダの乗用ワンボックス軽自動車といえばバモスがあるが、そのバモスをベースに全高をさらにアップさせたのがバモスホビオである。他社では○○○ハイルーフという名前を付けているが、ホンダではハイルーフとは呼ばず、「ホビオ」という別名を用いている。
バモスホビオが登場したのは2003年4月のこと。2代目バモスをベースに全高を105mmアップさせ、縦方向に居住空間が広くなっているのが特徴だ。他にもホビーユースをメインとし、室内の壁には荷物をかけられるようナットやフックを標準装備。シートも撥水加工されたものを使うなど一般的な軽自動車では見られない専用の施しがなされている。

フロントデザイン。他車のハイルーフ仕様車ではフロントデザインの変更は行われないがバモスのハイルーフ仕様であるバモスホビオでは専用のグリルとバンパーが装着されている。この手のワンボックスタイプで大きなグリルを装備したモデルはほとんど無いので、ホビオのアイデンティティとも言える部分だ。

サイドから。ノーマルよりも全高が高くなっている。

リア。ノーマルとはコンビランプの位置が変更され、商用モデルのアクティバンに近いデザインとなっている。ただ、デザイン的には曇ったレンズカットタイプのコンビランプなので、ノーマルのバモス後期と比べると見劣りしてしまう点だろうか。
エンジンはデビュー当初は3気筒のNAとターボの2種類を設定。ただし、2010年8月のマイナーチェンジでターボモデルが廃止されている。トランスミッションは3AT、4AT、5MTのいずれか(ターボとの組み合わせは4ATのみ)、駆動方式はMRまたは4WD(ビスカスカップリング式)となる。ダイハツやスズキではエンジンを運転席の下あたりに配置しているがホンダのバモスではリアタイヤのすぐ手前に配置し、重量バランスを考慮した構造になっている。

インパネ。

スピードメーターは年式により異なり、デビュー当初のものと

マイナーチェンジ後の最近風のタイプの2種類がある。

5MTタイプのようす。

ATもMTと同じくフロアシフトとなる。

フロントシートはセパレートタイプ。

リアシート。足元がかなり広い。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。上にも奥にもかなり広いことがわかる。
バモスホビオはハイルーフ仕様のワンボックス軽自動車の中では専用のフロントデザインを持った個性的な1台である。ハイト系やワンボックス系ではボディ形状の制約からデザインに使える部分が限られ似たり寄ったりになることが多いのだが、ホビオは大きなフロントグリルを配置することでノーマルともライバルとも違う雰囲気を上手く出している。
燃費的には他社より不利な点もあるがデザイン重視で言えばホビオも捨てがたい1台といえる。ハイルーフ仕様の軽自動車でめいいっぱい荷物を載せいたい&少し個性的なデザインが良いという人にオススメな1台である。
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-3088884606305163"
data-ad-slot="5682853689"
data-ad-format="auto">
スポンサーサイト
MESSAGE
TRACKBACK
メーカー別車種一覧
COMMENT