2015
04/13
月

5代目アルトのターボモデルというとスポーティーな4代目アルトワークスが一番に思いつくが、前期型にはワークスではないターボモデルが存在した。それがこの「アルト エポターボ」である。
この年代のターボモデルには2種類あり、スポーツモデル用に自主規制一杯の出力を出したハイプレッシャーターボ(64馬力)と、燃費とパワーを両立させたマイルドターボ(60馬力)があった。そのうちエポターボには60馬力のMターボが搭載せれている。
※アルトワークスでもエンジンがieとRS-ZでSOHCターボ、DOHCターボの2種類が存在したが、エポターボとieのエンジンは同じものである

前期型のインナーブラック仕様のヘッドライトに大きなエアダクト付きのボンネットが付いている。非ワークス顔でボンネットにエアダクトが付いていたらまず間違いなくエポターボだと思っていい。アルトワークスは結構見慣れた車種なのでこっちのほうが面白みがあると思う人も居るようで、ワークス仕様でもあえてこのオーソドックスな顔つきに変更する人もいる(ただしヘッドライトは後期型のマルチリフレクター仕様にすることが多い)。最近のこの手の軽ターボではエアダクトが無いことが多いので旧来の古き良いデザインといったところ。

サイドから。このへんは特にノーマルモデルと変更はない。

リア。ワークス用のテールランプではなくノーマルタイプのテールランプとなる。
エンジンは3気筒SOHCターボの設定で、このエンジンはアルトワークスieと同じ60馬力仕様である。トランスミッションはデビュー当初3ATと5MTの2種類だったが、次のマイナーチェンジで4ATのみとなった。駆動方式はFFまたは4WDとなる。

インパネ。スピードメーターはノーマルと同じくタコメーターが付かないオーソドックスなタイプだ。

フロントシートはセパレートタイプ。ワークスではスポーティーなセミバケットタイプが付いていたがこちらは普段使いの車なのでこれに準じたオーソドックスなシートとなっている。

リア。フロントシートが後ろにスライドしているせいもあるが基本的には足元はあまり広くない。

ラゲッジルーム。リアシートを倒せば結構広くなる。ただしリアシートのスライド機構は付いていない。またリアシートは一体可倒式だ。
アルトエポターボは5代目アルトの隠れたターボモデルで、当時としてはターボ付き新車でも80万円台から購入できるのが魅力の車種だった。足回りはワークスには及ばないがFFモデルで680kgの車重から来る加速はワークスに匹敵するものがあり、5MTモデルは改造ベースの中古車としては安いアルトのターボモデルとして隠れた人気を誇っていた。
そんなアルトエポターボだが登場から10年以上経過し、元々生産期間が1年にも満たいないこともあって現存する中古車はほとんど無く、かなり希少車となっている。アルトワークスじゃなくてあえてエポターボというのも面白いが探すのには困難となりそうだ。
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