2015
03/16
月

1993年9月に7代目へフルモデルチェンジしたミニカ。ミニカのスポーツモデルといえば先代にもあった「ミニカ ダンガン」が有名だが、ダンガンではないスポーツモデルも存在した。それがこの「ミニカ SR-Z」である。

7代目ミニカ自体はは、主に女性向けをターゲットとしたのか丸みを帯びたボディに丸いライトとかなりキュートなデザインだ。が、これに専用のエアインテーク付きボンネット、専用バンパー、リアスポイラーを装備し、可愛さと勇ましさを実現したのがこのSR-Zである。なお、この外観はリアのエンブレム以外ミニカ・ダンガンと同じものを使っているので、ぱっと見はダンガンに見えるのもSR-Zの特徴である。

サイドから。横からはノーマルでもダンガンでもSR-Zでもほぼ同じなのだが、専用のリアスポイラー(ダンガンやその他のグレードと共通)が付いている。

リア。リアスポイラーが少しやんちゃ感を出している。バンパーはダンガンとSR-Z用のもの。エンブレムシールがDANGANではなく、「SR-Z」という文字になっている。その他純正のマフラーはダンガンと共通。
エンジンは4気筒DOHC20バルブターボ。4A30型とよばれるもので、4気筒ターボ好きならご存知7代目ミニカ・ダンガンと同じツインスクロールターボである。トランスミッションは5MTまたは4ATでSR-Zに用意された駆動方式はFFのみとなる。

インパネ。さすがに時代を感じるデザインだが、逆にレトロ感はある。スピードメーターはダンガンと同じものでタコメーターを備える。

フロントシート。セミバケットシートに近いタイプだが、ほとんどサイドのサポートが無いのであまりホールド性は期待できない。スポーティに走るなら要交換か。

リアシート。3ドアハッチバックの車なのでリアシートの作りは質素。ただ、基本1名か乗っても2名乗車だからこの点は問題ないはず。

ラゲッジルーム。広さなどこのあたりはノーマルの7代目ミニカと同じ。

7代目ミニカのSR-Zはダンガンの影に隠れたマイナーなスポーツ軽自動車である。実はダンガンよりも生産時期短く、かつあまり認知もされてなかったので、個体数も少ない。ただ、その分中古で出てきてもダンガンのようにプレミアム価格が付きづらく安価に購入できるメリットも有る。エンジンはダンガンと同じなので、この時代の4気筒ターボを5MTで楽しめる1台だ。
中古で探すには困難を極めるが、アルトワークスやミラアバンツァート、ヴィヴィオRX-Rなど小さくでバカっ速い軽自動車を探している人にオススメな1台だ。
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