2015
03/12
木

マツダのフレアワゴンは初代はスズキ・パレットのOEM供給だったが、ベースがスペーシアへと移行したのを期にマツダ版もフルモデルチェンジし、スペーシアのOEM供給となった。初代ではスポーティなモデルの設定がなかったのだが、2代目ではデビュー(2013年4月)から3ヶ月後の2013年7月にスポーティなモデルが追加された。それがこのフレアワゴン カスタムスタイルである。

ベースはスズキ・スペーシア。ただし、過去のワゴンRのOEM時にみられたマツダ専用の変更点はほとんどなく、エンブレムが変更になっている程度である。ベースと同じくノーマルとは別の専用ヘッドライトに、クリアータイプのグリルがスポーティで、ワゴンRでいうところのスティングレー(マツダ版はフレア カスタムスタイル)のような直線を意識したシャープなデザインだ。なお、スズキ版と同じくグリルはLEDが埋め込まれ、イルミネーションのように華やかに光る。

サイドから。やはりトールワゴンということで全高はかなり高め。ベースからの変更点は特にない。

リア。マツダエンブレムとフレアワゴンのエンブレムが付く以外はベースと同じ。コンビランプもベースのスペーシアカスタムと同じものが付く。
エンジンは3気筒のNAとターボの2種類。トランスミッションは全グレードで副変速機付きのCVTのみで、駆動方式はFFまたは4WDとなる。この点はベースのグレード構成とほぼ同じとなる。その他、ベースと同じくエネチャージシステムやエコクール、アイドリングストップなど最新のスズキの技術が盛り込まれる。

インパネ。この点はステアリングのエンブレム以外特に変更ない。

ノーマルとターボ共にタコメーター付きのスピードメーターを備える。この点はタントカスタムのNA&ターボの関係に似ている。パネルは流行りの自発光式。

フロントはサイドのサポートが少し付いたベンチシートタイプ。歴代のタントカスタムでも同じくベンチシートだが、サポートがこれよりも少ないので、シートの好き好きが分かれそうだ。

リアシート。

当然ながら足元はかなり広い。

そしてラゲッジルームは狭い傾向。

リアシートを倒すとかなり広くなる。なお、リアシートはスライド可能なので、画像の位置よりも前に出してフルフラットにすることも可能だ。

フレアワゴン カスタムスタイルはスポーティさとスペースの両方を兼ね備えた軽自動車である。ベースからの変更点がエンブレム以外ほとんど無いのが残念だが、よく言えば無難なデザインで冒険的な要素もないから、ほぼスペーシアカスタムとして買うことが出来るだろう。また、どうしても安っぽく見えるスズキのエンブレムよりは、欧州車のイメージがあるマツダのエンブレムのほうが若干の高級感もある。そういった僅かな違いを気にするユーザーがターゲットなるだろう。スズキ版では石原軍団を使い、「ぐーーーんだーーーん」などとかなりの広告を打っているが、マツダ版に至っては皆無で、全然力を入れていない。フレアよりも被る可能性が低いので、他人と同じ車を気にする人に対しても薦めたい1台である。
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