2015
03/03
火

2002年1月にデビューした初代アルトラパン。そのスポーツモデルといえばKeiワークスと同じエンジンに5MTの「アルトラパン SS」が有名だが、ラパンSS登場の半年前、2003年1月に登場した特別仕様のスポーティモデルがこの「ラパン バージョンV」である。

バージョンVはすぐ直前に追加設定されたラパンターボをベースに、専用メッキグリル、(フロント、サイド、リヤ)アンダースポイラー、ルーフエンドスポイラー、マフラーテールカバー等を装備する。ヘッドライトは共通だがメッキで囲われたグリルがスポーティ感を演出しており、オーソドックスな角型ヘッドライトと組み合わせるとどこか昭和のレトロ感を感じるフロントデザインとなっている。ただし、トレードマークのうさぎエンブレムは健在で、レトロ感とスポーティ感が合わさっている。

サイドから。ノーマルにはないフルエアロがスポーティ感を出している。サイドウィンカーの上には専用エンブレムが付く。サイドミラーは特別仕様車の「モードⅡ」でも採用された丸型のサイドミラーで、レトロ感が強いデザインになっている。

リア。ラパンSSにはない純正ルーフエンドスポイラーが付いている。リアのコンビランプはノーマルおよびSSと共通で曇った古臭いデザインだが社外品が多くリリースされているので交換には困らない。

※社外テールランプの1例 これ以外にもたくさんリリースされている
バージョンVグレードに設定されたエンジンは3気筒のターボのみ。ラパンSSでは64馬力のハイプレッシャーターボが搭載されてたが、こちらはノーマルラパンのターボと同じ60馬力のMターボである。駆動方式はFFまたは4WDでトランスミッションは4ATのみとなる。5MTの設定が無い点は要注意。

インパネ。ノーマルと共通だが丸型の通風口に丸型のスピードメーターでこちらもレトロ感を出している。

タコメーターはSSと同じく後付風の小さなものが付く。カスタム感が出ておりおしゃれなデザイン。

シートはセパレートタイプ。バージョンV専用の落ち着いたグレーのシート。

リアの足元は現行ワゴンRなどと比べるとさすがに狭いか。ただしアルトやミラに比べるとシートの作りが改善されており、街乗り以上の移動でも幾分マシだろうか。

ラゲッジルーム。リアの足元が狭かった分こちらは広め。

リアシートは分割可倒式。

リアシートをフルフラットにした状態。

ラパン バージョンVはラパンSSほどホットなモデルではないが、レトロ感とスポーティ感がマッチングした昔懐かしいデザインの軽自動車である。ターボはそれほど速くない点と4ATな点に注意だが、その分誰でも乗れる手頃な1台となっている。ラパンSSは以外と見かけることが多いのだがこのバージョンVは特別仕様車だったこともあり個体数が少なく希少である。他人と被る可能性が低いスポーティな街乗りラパンとして、あるいはレトロ感がありつつスポーティな軽自動車を探している人には良い1台ではないだろうか。
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