2015
01/23
金

かつてのプレオにはスーパーチャージャーに4輪独立サスペンション、後輪ディスクブレーキ、スポーツシフトi-CVTを搭載したスポーティーな「プレオRS」というモデルが存在したが、このプレオカスタムはその後継モデルにあたる。ただ、かつてのようなスバル独自のメカニズムは一切装備しておらず、エンブレムだけ6連星なミラカスタムとなっている。

フロントのデザインはエンブレム以外はミラカスタムとまったく同じだ。ノーマルのプレオとは異なるデザインのヘッドライトが少し上質感を出しており、それに続くグリルで全体的にデザインにしまりを与えている。なおヘッドライトはムーヴカスタムなどと同じくハイローが独立した4灯式ヘッドライトとなっている。

横から。ボンネットからフロントガラスにかけてなめらかな曲線を描いており、空力が良さそうなデザインだ。

リア。カスタム専用のコンビランプ(ミラカスタムと共通)を装備する。エンブレム以外はベースモデルと同じだ。
エンジンは3気筒のNAとターボの2種類を設定。トランスミッションはCVTのみで、駆動方式はFFまたは4WDとなる。同時期にデビューしていたソニカにはCVTにマニュアルモードが付いていたがこのプレオカスタム(ミラカスタム)にはその設定が無い。

インパネ。こちもステアリングのエンブレム以外はベースと同じ。

シートはセパレートタイプ。サイドのサポートも少し付いている。

リアの足元は広め。

ラゲッジルームはその分狭い。

リアシートを倒した状態。
プレオカスタムはミラカスタムのOEMモデルで、その違いは「エンブレムのみ」と特徴に欠ける車種となっている。実際のところ販売台数もかなり少なく、人気の無さががその数に現れている。ベースモデルが2013年にひっそりと生産終了を受けてスバル版も廃止となり、バンタイプは継続販売、乗用タイプはプレオプラス(ミライースのOEM)へと引き継がれている。入手方法は中古車のみとなるが、ミラカスタムもプレオカスタムもその中古価格にあまり差はなく、希少車のためかスバル版の方が高い場合もある。ただ売れ筋であるムーヴやワゴンRなどのトールワゴンタイプと比べると幾分安価なので、極端なまでの室内空間重視でもない限りはプレオカスタム(ミラカスタム)はお買い得な車種だろう。ターボモデルともなれば走りがかなり洗練されていて、普通車が要らないと感じるほどの出来になっている。
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BEFORE「ダイハツ ミラ クラシック(L500S/L510S型)」
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