2015
01/11
日

同時期に販売されていた「3代目ムーヴ」の派生車種として可愛らしさを強調して作られた。それまでのムーヴとは完全に異なる曲線ボディに丸目ヘッドライト&丸目コンビランプでムーヴと名前が付くもののまったく違うキャラクターが特徴であった。室内空間はムーヴゆずりの1,970mmの室内長を実現。室内高も1310mmと快適性を確保し、それ以前のセダンをベースとしたの可愛らしい軽自動車とも異なっていた。加えて女性に嬉しいプラズマクラスター、クリーンエアフィルター、UVカットガラスやキーレスエントリーの採用に加え吸音タイプの遮音材の採用で静粛性をアップ。足回りもチューニングし快適な乗り心地を実現しより女性向けに特化した軽自動車であった。

フロントデザインは特徴的な丸目ヘッドライトが目につく。グリルも自然な感じでボンネットの角やバンパーの角全てが丸みをおびており、デザインに統一性をもたせている。ベーシックグレードのLを除いてUVカットガラスを標準装備。

なお、ターボを装備したRSグレードではバンパー形状(フォグランプ付き)とグリルが異なる。

横から。形こそムーヴタイプのワゴンだがボンネット、フロントからリアにかけて全てが丸みをおびておりフロントの丸目が引き立つデザインだ。丸みを帯びたことで3代目ムーヴよりも剛性が増し、乗り心地や走りに良い影響を与えている。なお派生車種にあるシャーシーの流用はせず、ムーヴラテ専用設計のものを採用している。キーレスエントリーとセキュリティーアラーム付き。

リア。丸目ヘッドライトと共通の丸目コンビランプを採用。こちらも非常に可愛らしいデザインとなっている。コンビランプが曇っているためデザインが古臭く感じるが、ムーヴラテクール用の純正クリアーテール(ユーロタイプ)や社外品があるので交換は可能だ。


エンジンは3気筒のNAとターボの2種類。デビュー当初はノーマルタイプでの設定だったが、後にカスタムモデルである「ムーヴラテクール」を追加したことを受けてターボモデルをこちらに設定。最終型ではノーマルタイプはNAのみとなっている。トランスミッションは4ATのみの設定。駆動方式はFFまたは4WDとなる。

インパネ。スピードメーターやエアコンの通風口がヘッドライトと同じ丸型になっている。こちらも外観のデザインを意識した内装だ。Lグレードを除いてプラズマクラスターとクリーンエアフィルターを標準装備。

なお、ターボモデルではタコメーターが付く。ダイハツおなじみのモモステは純正OPまたは一部グレードで標準採用だ。

フロントはベンチシート。

リヤシート。250mmロングスライド機構を備える。ワンモーション荷室フラット機構を採用し、多彩なシートアレンジを実現している。

ラゲッジルームも十分な広さ。

リアシートを倒すとこんな感じ。ココらへんの使い勝手はムーヴと同じと考えて良い。ただしリアゲートの開き方は左右(ムーヴ※一部グレードを除く)と上下(ムーヴラテ)で異なる。

ムーヴラテは可愛らしいデザインがウリの軽自動車で、現行モデルではミラ・ココアがこれに該当する。とことん可愛らしいデザインがいいという人にはうってつけの軽自動車だろう。自然吸気エンジン以外にターボモデル(RSリミテッドやムーブラテクール・ターボ等)も設定され、可愛らしい車にありがちな「踏んでもスピードが出ない」という性能面でも心配はない。ムーヴラテは2007年に生産を終了しているので購入は中古車のみとなる。NAでは比較的購入しやすい値段、ターボモデルでは同年式のムーヴカスタムと同じが若干高い傾向がある。絶版車ということでこの手が好きな人には人気の車種だ。
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