2014
12/20
土

2010年4月にスバルから「ルクラ」として販売されることとなったタントエグゼ、それがこの車だ。OEM車種といえば本家より外装に若干の変更を加えてそのメーカーらしさを表現するのが慣例だが、このスバルの軽自動車に至ってはそれが一切なく、ベースからの変更点は六つ星エンブレムと、車名エンブレムのみだ。

フロントはベースと同じくオーソドックスで親しみやすい顔つき。ダイハツ版は「D」マークのエンブレムだったが、スバル版では六連星に変更されて、どこか新しい感じがする。

横から。ベースと同じく全高が高い。タントにあったスライドドアは無く、その分車重が軽くなっている。

リア。六連星エンブレムと「LUCRA」の車名エンブレムに変更されているだけで他はベースと同じ。
エンジンは3気筒のNAのみの設定。ターボモデルはルクラカスタムに設定されている。この点はベースのタントエグゼカスタムと同じ構成だ。トランスミッションは当初CVTと4ATの2種類を用意していたが、マイナーチェンジでCVTに統一された。駆動方式はFFまたは4WD。

インパネ。こちらも変更は無い。グレードにかかわらず全車タコメーターを装備するのも同じ。タントではセンターメーターだったが、ルクラでは従来タイプのメーターパネルが目につく。

ルクラ(タントエグゼ)で売りの一つであるシート。従来タイプのセパレートタイプだが、ベースと同じサイドのサポートがしっかり付いており、他の軽自動車とは違うすわり心地とサポート感がある。

後部座席はタント譲りの広さで足元が広いこともさることながら、後部座席自体もしっかりと作りこまれており、積極的に後部に座りたくなる雰囲気を出している。

ラゲッジスペースはそこそこの広さ。

リアシートを倒すと広くなるのもベースと同じだ。
ルクラはタントエグゼに比べてエンブレム以外全て同じなのでちょっと個性に欠ける軽自動車だ。外装のデザインが少しでも違うのなら、まだ良いのだがここまで同じだと正直スバル版を買う理由が見つからない。実際のところ売れ行きもあまり良くなかったようで、中古車としては100台にも満たない数しか流通していない。ベースのタントエグゼは2014年10月に生産を終了したので、スバル版でも時期に生産終了となる。希少性でいえばルクラはこれに該当するので、安くて状態の良い個体があるなら、ダイハツじゃなくてこちらが面白いかも。使い勝手は非常によく、すわり心地も良いので街乗りや買い物、通勤などでゆったりと乗れる1台だ。
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