2014
11/14
金

三菱のタウンボックスは1999年にそれまであったブラボーの後継車としてデビューした。形はエブリィやアトレーと同じようにフロントタイヤを最前方に配置&エンジンを運転席したに設けるキャブオーバー型を採用。ただし、独自設計で足元空間を拡大するなど差別化を図っていた。
フロントのデザインは大きな異型台形型のヘッドライトが特徴だ。ちょっと不細工気味に見えるがこの後の中期型以降でオーソドックスな形にマイナーチェンジされているので、個性としては強みがあるデザイン。グリルがオプション扱いだったが、グリル付きのデザインであればシマリのあるデザインにみえる。ヘッドライト下の小さなライトはフォグランプだ。

こちらはグリルレスの標準タイプ。これだけだとやはり不細工か。

サイドから。この手の軽自動車らしく高さがあり、かつボンネットは非常に小さい。

リア周り。軽自動車では珍しい4灯式ブレーキランプを採用している。なお写真の車ではオプションのメッキコンビランプカバー、サイドに同じくオプションのステッカーを貼っている。
エンジンは3気筒のSOHCまたは4気筒のDOHCターボエンジンの2種類。この4気筒ターボはこの時代で人気の4A30型。排ガス規制にひっかかかる前だったので、ターボモデルでは4A30が搭載されいている。なお、この後デビューした後期型では3気筒のSOHCターボ(3G83型)に置き換わっている。トランスミッションは5MTまたは4ATで、駆動方式はFRまたはパートタイム4WD。4WD仕様ではシフトノブ付近のスイッチによりFRと4WDを切り替える方式をとっている。

インパネ。1999年デビューの車なので少し古臭い。

シフトノブの下には4WD切り替えスイッチが付いている(※4WD仕様車のみ)。

5MT仕様。シフトブーツのデザインが古いので見た目が少し悪いか。

スピードメーター。廉価グレードではタコメーターが省略され、写真のものとは違ったものが付く。

フロントシートはオーソドックスなタイプ。

リアの足元はかなり広い。タウンボックスの後部座席は手回し式のウィンドウとなる。

この手のワンボックスは後部座席を倒さずとも荷室がかなり広い。
U61W系タウンボックスの前期は、他車にはない独特なデザインと4A30DOHCターボが魅力の1台だ。特に5MTと4A30ターボの組み合わせは、好きな人にはたまらないものでエブリィやアトレーでは味わえない。また、この2台に比べるとタウンボックスはマイナーな車種なので他とかぶらないという魅力もある。4A30ターボ&5MTを搭載したワンボックスを探している、あるいはマイナーなワンボックスで他人とは違うデザインが良いという人にオススメな1台だ。この後の中期型ではSOHCターボに切り替わったり、見た目がオーソドックスになってしまったので、前期のほうが魅力がある1台だ。
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