2014
11/05
水

発売当初のSSはベースのラパンSSとは違ってノーマルモデルと同じ四角形のヘッドライトにマツダの五角形をあしらったグリルの組み合わせだったが、後期型ではヘッドライトをベースと共通。グリルはラインの入った横広のものを採用し、バンパーも共通化された。こちらのほうがSSらしくて個性あるデザインになっている。

ちなみこちらがベースのアルトラパンSS。SSのエンブレムにメッシュ形状のグリル、丸型ヘッドライト&大型フォグが特徴。

サイドにかけては特に変更がなく、SSのエンブレムも同じものが使われている。サイドのターンランプは前期ではノーマルタイプ、後期ではクリアータイプになっている。

リアもほとんど同じだが、エンブレムにSS専用のものが使われず、マツダとスピアーノのエンブレムのみとなる。コンビランプはベースと共通で後期ではクリアータイプになる。

ちなみにラパン用の社外品テールが出ているが、車自体は同じなのでこれを流用可能だ。キラキラしたデザインなのでノーマルの曇った感じが嫌な場合はヤフオクあたりで探すと安価に購入できる。写真以外にも数種類別バージョンが存在する。
エンジンはKeiワークスと同じ3気筒ターボのみで駆動方式はFFまたは4WD。トランスミッションはコラム式の4ATのみとなる。ベースでは5MTモデルが存在するがこのマツダバージョンでは設定されていない。

メーターまわり。ズズキ版ではモモステが使われていたが、こちらにはその設定が無い。独特なメーターパネルがなんともオシャレ。右下にはノーマルモデルには無かったタコメーターが追加されている。


シートは最終型アルトワークス(HA22S)を思わせるセミバケットタイプ。

リアの足元は若干狭めか。

荷室はそこそこ広い。

リアシートを倒せば広くなるがもともと高さのない車なので、上方向に狭い点に注意。積載量はワゴンRやスペーシア等に劣る。
スピアーノSSはラパンSSのマツダ版なのだが、ホットな5MTモデルが設定されておらず、シフトチェンジとダイレクトな走りを楽しみたい人には向かない点に注意。ただし、軽自動車で楽なATモデルでスポーティーな車が欲しいという要望には十分答えられる1台。AT自体は旧式のトルコンタイプなので、パドルスイッチなど最近の装備が一切ないのはマイナス点だが、そこを気にしなければターボの恩恵で充分スポーティーな1台だ。同じエンジンのKeiワークスより車高が低いのでATアルトワークス的な位置づけとなるだろうか(ただし、車重が100kg程度重いので強烈な加速は期待できない)。
中古市場ではラパンSSのMTモデルとなると、その希少性(現行でMTターボのスポーティーなスズキ車は存在しない)からかなり高値だが、そのATモデルであれば幾分割安で、スピアーノにおいてもATしかないが同様になっている。もともとATモデルのラパンSSを探している人でひとひねり効かせてマツダ版というのも面白いかもしれない。
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