2014
11/02
日

1999年に6代目となったサンバートラックは、軽新規格で乗用バンのサンバーディアスと同じくボディサイズが先代より拡大した。それまで続くフルキャブ形状を維持し、他社ライバル(ハイゼットトラック、キャリィトラック、ミニキャブトラック、アクティトラック)とは一線を期するパッケージングだった。
フロントのデザインは非常にオーソドックスで、好く言えば万人受けするデザイン。悪く言えば目立った特徴がないといえるだろうか。ただ、もともと軽トラは仕事で使うのがメインなので、奇抜なデザインは不要と考えるのが普通なところ。

1999年のデビューからダイハツOEMに切り替わるまでに幾らかのマイナーチェンジでフロントデザインが変更されている。発売当初はレンズカットの入った古臭いデザインだった。

が、マイナーチェンジでウィンカー球がクリアー化。バンパーも塗装されている。

その後の中期モデルでマルチリフレクターヘッドライトを採用し、グリルまわりも変更。

中期モデルのマイナーチェンジでさらにグリルを変更(この写真は1枚目と同じモデルでメッキタイプを装着している)。

最終型では再びグリルレスのデザインに変更されている。

サンバーはボンネット部分が他社よりも出っ張っているのが特徴。見た目の賛否両論があるが、衝突安全性を保つために出っ張りを増やしたとされている。他社セミキャブ型と比べると足元が広い。

リアは他社と似たり寄ったり。リアガラス上部のランプは作業灯。

5MTの4WDモデルではEL(エクストラロー)が付いて実質6速になっている。
エンジンは4気筒のNAまたはスーパーチャージャー仕様で、駆動方式はEL付き5MT。駆動方式はRRまたは4WDで、マニュアルモデルはパートタイム4WD。オートマチックモデルではビスカスカップリング式4WDとなる。トランスミッションはEL付き5MTまたは5MTもしくは3AT。初期モデルではCVTが存在したが耐久性の問題で後に3ATに変更されいてる。なお、上述の通り4WDモデルではエクストラロー付き5MTとなる。デフロックは一部グレード(JAグレードなど)に存在したが、需要の関係で廃止されている。試乗に出回っているサンバートラックの大部分はデフロック無しと考えたほうが良さそうだ。


タコメーターは付いていない。
6代目サンバートラックは、7代目以降でダイハツ・ハイゼットのOEMに切り替わっているため、貴重なモデルと言える。スバル製最終サンバーとしての価値ある1台だ。特に独立懸架によるしなやかなサスペンション、4気筒にスーパーチャージャー、RR方式といった他社とは違うこだわりの装備は好きな人にはたまらないだろう。まだ高年式ということで、値段は高いが状態の良い物も多い。
他社大手メーカーには無い独自の魅力がスバル製サンバーのセールスポイントだ。
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