2014
10/26
日

1999年に6代目となったサンバー。他社ライバルがそろってセミキャブ化(タイヤを運転席より前に配置)するのに対し、スバルは先代と同じくトラックおよびバンのフルキャブ構造を維持した。軽規格の改正によりボディサイズも拡大している。
デビュー当初はレンズカットが入ったヘッドライトの古臭い見た目だったが2002年のマイナーチェンジでマルチリフレクター化された。1枚目の写真はその後2005年の2回目のマイナーチェンジで、グリル周りのデザインが変更されている。

これはデビュー当初のディアスワゴン。レンズカットの入った旧来のデザインだ。

その後の1回目のマイナーチェンジでマルチリフレクター化。合わせてメッキグリルも採用している。

横からのシルエット。ボンネットがわずかに出っ張っていて、普通車っぽく見える(エンジンはリアエンジンなのでここには無い)。

リアはオーソドックスな感じ。コンビランプが曇っている。最終型まで細かな変更はあったものの、マルチリフレクター化はされなかった。
エンジンは4気筒のNAとスーパーチャージャーモデルが用意され、これをリアタイヤの後ろに配置してRR方式で駆動する。ミッションは3ATまたは5MTのいずれか。駆動方式はRRまたは4WD。バンタイプではトラックと同じ選択式の(パートタイム)4WDだったが乗用モデルではビスカスカップリングのフルタイム4WDとなっている。

運転席まわり。グレードによりタコメーター付きとそうでないものがある。

リアは広め。

荷室もかなり広い。
ディアスワゴンは現行ではダイハツからのOEM車種(アトレーワゴン)に切り替わり、スバル伝統の4気筒、独立懸架、リアエンジンは全て廃止されている。昔ながらのこだわりのワンボックス軽自動車が欲しいという人が買う1台だろう。ただ、このような希少車種にして現行では生産終了している点がかなり影響し、状態の良い高年式のサンバーは高値となる傾向がある。かつて、サンバー誕生50周年を記念して1000台限定で発売された「WRブルー リミテッド」は予約の時点で速攻で完売してしまうほどの人気だった。それほど根強いファンがいる1台である。
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