2014
10/19
日

2014年9月に約15年ぶりとなるフルモデルチェンジを行った10代目ハイゼットトラック。今回のフルモデルチェンジではライバルのスズキ・キャリトラック同様に大幅改良が行われた。

まずは外観。フロントのヘッドライトは先代のイメージを強襲しつつも少し上に移動し、よりシャープなデザインとなった。この手のやり方はまるで2代目タント→3代目タントのヘッドライトデザインに似ており、先代からの乗り換えユーザーならすんなりと受け入れやすいデザインに仕上がっている。

上級グレードではメッキグリルを標準装備。この他、黒みがかったダームメッキもオプションで選択可能。
また近年は農業をやる女性が増えてきた(農業女子の増加)を反映して、多彩なカラー展開をしているのも新しい。画像では同車のムーブコンテ、タントにも用いられているピンク色(ライトローズマイカ)のほか、トニコオレンジ、ミストブルーマイカ、オフビートカーキ、ブルーマイカ、ブラックマイカ、ブライトシルバーメタリック、ホワイトの全8色から選ぶことが出来る。


横からのシルエット。先代と同じフルキャブ型を継承。

足元は鉄チンホイール。

リアにかけては先代とほぼ同じ。

エンジンはKF型3気筒DOHC自然吸気エンジンのみ。最高出力は46ps/5700rpm。最大トルクは6.1kg/4000rpmを発生。エンジン以外にミライーステクノロジーを適用し高圧縮&低速トルク重視のエンジンで、燃費に貢献。トランスミッションは5MTまたは4AT。駆動方式はFRまたはパートタイム4WD(一部グレードではデフロック付き)となる。
その他にサスペンションを見なおしたことでノーズダイブ減少を低減している。さらにキャリイトラック同様に防錆化を強化したり、樹脂パーツを採用するなどで飛び石による塗装剥げの対策も行っている。

インパネは商用らしく質素な作り。

スピードメーター。

シフトノブ。

シート。プラットフォームを刷新し、ドアの開度が拡大し女性や高齢者にも乗り降りしやくなっている。ステアリング角度を起こしてその分運転席のスライド量を増やしたことで色んな体格の人に対応させている。

4WDモデルでは、ハイ・ロー切り替えが付いている。スズキのキャリイトラック同様にレバー式だ。

さらにMT仕様ではデフロック、4WD切り替えもスズキ同様にスイッチで操作する。

10代目・ハイゼットトラックは多彩なカラーリングと低燃費エンジン、(※デビュー当時としては)クラス唯一の電子制御4ATが魅力の軽トラックだ。ショートホイールベースなのはキャリイトラックもアクティトラックも同様で、エンジン位置に関してはキャリイトラックに近い。選ぶ基準点としては見た目やカラーリング、実際に乗ってみてのフィーリングで選ぶことになるだろう。燃費(一番良いもので19.6km/L)に関してはカタログ値がキャリイトラックよりわずかに良いのだが、それは最廉価グレードでの数値(2WDのエアコン無しパワステレスの5MT)である点に注意。キャリイトラックでは5AGSにパワステ&エアコン付きでほぼ同等(19.4km/L)の燃費性能だ。ここまで燃費性能が変わらないのならやはり見た目やカラーリング、細かなメカニズムが選定のポイントだろうか。

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