2014
08/10
日

レックスはかつて生産されていたスバルの背の低い軽自動車で、ヴィヴィオが登場する前の車種である。形もヴィヴィオに通じる点があり、どことなく面影が残っている。

リアは同年代のアルトやミラに似ている。

横からはよくあるハッチバック型の軽自動車。

※これは後期型で、ライト部分が若干丸みをおび、バンパーも変更されている。

セミバケットタイプを装備。

3枚ドアなのでリアシートの作りはそこそこか。

昭和臭のするインパネ。これはこれで味があるかも。
本稿で扱うVXというグレードは最後の3代目に存在したスーパーチャージャーグレードで、4気筒SOHCエンジンをスーパーチャージャーで加給したモデル。前期型では550CCで61ps、7.6kgを発生。後期型の660CCエンジンでは64PS、8.6kgを発生した(前期と後期ではFFと4WD、CVTと5MTの違いにもよるが車重が20kg~30kg程度増えている。)。トランスミッションは5MTとCVTが存在したが、このCVTは軽自動車初となるCVT。耐久性に難のあったシロモノ(ECVTの電磁クラッチ)で年数を考えると5MTにした方が無難だろう。駆動方式はFFまたは4WD。スバル伝統の四輪独立懸架式サスペンションも健在。

スバル・レックスVXはアルトワークス、ミラ・アヴァンツァート、ミニカ・ダンガン等、各社からハイパワー軽自動車が出ていた時代に登場したスポーツモデルで、この時代の運転して楽しい軽自動車の1台だ。5MTにスーパーチャージャーの組み合わせはヴィヴィオ以上に希少なモデルで、所有感を満たしてくれる1台かも。中古市場でのタマ数は極端に少ないがあえてこの1台を選んでみるのもありだろう。
スポンサーサイト
AFTER「日産 デイズルークス・ハイウェイスター(DBA-B21A型)」
BEFORE「マツダ AZオフロード(後期・JM23W型)」
COMMENT
-
No.157 Re: No title
Canさん、はじめましてこんにちは。コメント&間違い指摘ありがとうございます。あとで修正を加えたいのですがブログを書く時間があまりとれないため、かなり後になるかもしれません…
レックスというとVIVIOの前で旧旧規格といいましょうか。550cc時代の軽自動車は独特のフィーリングがあると聞きましたが、これに2気筒&スーパーチャージャーとなると強烈そうですね(^^) 貴重なコメントありがとうございました。投稿者:さすらいのクラ吹き 2018/04/25 (水) 19:35
MESSAGE
TRACKBACK
メーカー別車種一覧
No.155 No title
はじめまして。
昔乗ってた車なので懐かしいです。
この3代目レックスですが、書かれているKH1/2・KP1/2型(EN05型4気筒550cc搭載車)は中期型に当たります。
前期型としてEK23型2気筒550cc搭載車のKG1/2・KN1/2型が存在するのですが、こちらの年改区分(スバルのマイナーチェンジ識別記号)がA型とB型、KH/KPの1・2型でC型、KH/KPの3・4(EN07型4気筒660cc搭載車)でD型となるので、これらをまとめて3代目と見るようです。
VX(というかS/C搭載グレード)はB型からの登場で、前からの見た目は4気筒550cc車のグリル違い(厳密にはフロントフェンダーとバンパーのウインカー形状も若干違うのですが…)程度です。リアはもっと角ばってて結構違うんですが。
VXはKN1型のCVTモデルとKH4型のMTにそれぞれ乗りましたが、どちらもヴィヴィオRX-R(KK4のE型でほぼ最終型)と比べると活発な印象でした。
特に2気筒モデルは軽さと1気筒当たりの容積によるトルク感でかなり速い印象でした。(もっとも、出足が一番活発で速度が乗ってくるとそれほどでもありませんが…)
これのMTモデルはもっと強烈だったんでしょうね。
ちなみにNAモデルのKH4(MTのパートタイム車)にも乗ってましたが、こちらも車体が軽い事もあってNAの軽自動車として考えると結構活発な印象でした。
その反面、軽いのでハンドルに落ち着きは無くボディのゆるい感じもあって前時代の軽自動車らしい車とも言えましたが。
その後乗っていたRA1型のNAプレオ(MT)と比べると剛性も装備も何もかも前時代的ですが、軽さと燃費の良さなど車の基本がわかりやすい形で出ている車でした。
長々と失礼いたしました。