2014
06/17
火

初代ワゴンRの登場から2年後にデビューしたダイハツのムーブ。ライバルと同じように背の低いミラを流用し、車高を上げて室内空間を広く取ったデザインは瞬く間にヒットし、その後の主流を築き上げた。そのムーブにスポーティーモデルが追加されたのはおよそ2年後の1997年。今も売れ筋となっているムーブカスタムの祖先だ。
メッキグリルやメッキガーニッシュでヘッドラインを覆い、スポーティーに仕上げたフロントデザインは、ベースモデルのムーブとは一線を画するデザインで、初代から人気を得ていた。バンパーもフォグランプ付きの専用品だ。属に「裏ムーブ」とも呼ばれている。

高いところに縦型コンビランプを装備。

リアのハッチは横開き。これは初代から続くアイデンティティで、一般的な上下タイプに対して女性やお年寄りでも少ない力で簡単に開け閉めできるメリットがある。

旧規格だが後部座席の足元は意外と広い。

エンジンは3気筒のNAか3気筒ターボ&4気筒ターボ3種類が搭載され、トランスミッションは5MTか3AT、4ATの3種類。一部年式により例外もあるが、NAモデルのオートマには3AT、ターボモデルのオートマには4ATが採用されていた。駆動方式はFFまたは4WD。
初代ムーブはデビュー時点で、軽とは思えない室内空間で人気を博した。それは、それまでの軽自動車に代表される(アルトやミラなどの)狭くて我慢して乗るイメージを覆したからだ。スズキやダイハツ以外にも、ホンダや三菱&日産がこの手のワゴンタイプを作っていることからも、今ではこれが軽のスタンダードであることがわかるだろう。
初代ムーブエアロダウンカスタムは登場から15年以上経過し、かなり古い部類に入る。当然、値段は安いので街乗りや通勤・通学等に良いだろう。ただ、古さゆえのトラブルがあると思うので、しっかりと整備されている個体を買いたいところだ。安くて室内空間の広い軽自動車を探している人に良いだろう。
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