2013
12/15
日

2013年10月にフルモデルチェンジし、3代目となったダイハツ タント。3代目ではホンダのN BOXやスズキ スペーシアの攻勢に対向する形で先代以上に進化した点がホットな部分だ。

まずはデザイン。全体的なイメージはそのままに、ヘッドラインのデザインを斜め方向へのエッジを利かせることでシャキッとした印象を出した。先代の雰囲気を残しつつよりシャープで洗練された感じだ。中央部のメッキ部分もアクセントとなってワンランク上のイメージを持たせている。

サイドから。先代よりもフロントガラスを前に配置し、角度も鋭角になったこでボンネット部分の出っ張りが明確になった。全長こそ3395mmで変わりはないが室内長が2160mmから2200mmと40mm拡大。先代よりもちょっぴり縦方向に広くなっている。
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さらに先代では片側スライドドアだったのが、はれて両側スライドドアへ進化。ライバルのN BOXやスペーシアが両側スライドドアだったからこれでハンデはなくなった。助手席側のピラーレスは継承されている。

コンビランプはヨコ型からタテ型に変更。ストップランプはLED仕様だ。

インパネ。センターメーターは先代と同じ。インパネまわりも上品さがある。
エンジンは3気筒のNAとターボの2種類。ターボモデルに関しては、デビュー当初設定がなかったが、2013年12月に非カスタムモデルにもターボモデルが追加された。これはライバルのN BOXが、非カスタムモデルにもターボを、スズキのスペーシアも非カスタムモデルにターボを設定していることが大きいだろう。他に駆動方式はFFか4WD。トランスミッションは全車CVTのみの設定。ムーブでお馴染みのスマートアシストはグレードによって設定。急ブレーキに後続車けハザードランプ点滅で注意をうながすエマージェンシーストップシグナルは全車標準装備。さらにボディの傾きを制御するスタビライザーは廉価グレード以外はほぼ全車に装備されている。

こちらはターボモデルの"Xターボ"または"Xターボ SA"の外観。グリルがメッキ仕様になり、フォグランプも付いている。ノーマルモデルだが以外とシャキッとしていて、男性でも大丈夫そう。グリル右側の穴はターボのエアダクトだろう。

スピードメーター。自発光式タイプとなる。

歴代タントの特徴でもあるフロントはベンチシートタイプ。

リアシート。3代目でもスライド機構を備えリアの足元とラゲッジルームの広さを調節できる。

2代目で導入された助手席側のピラーレスは3代目でも継承。乗り降りや荷物の搬入がとてもしやすい。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。
3代目となったダイハツ・タント。2代目販売時はライバルのN BOXが出現したり、スズキがパレットの後継にスペーシアを投入したことで、2代目タントでは装備の古さがネックだったが、今回のフルモデルチェンジでそれがすべて払拭されただろう。さらに、ノーマルモデルにターボが追加されたことで価格を抑えつつ、動作性能の高いモデルも購入可能となった。これは大きな魅力だ。
タントは売れ筋トールワゴンの最前線を行く1台。デザインや機能性、動作性能などライバル車種と徹底的に比較して選ぶといいだろう。
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