2013
09/15
日

日産との共同開発で生まれた3代目ekワゴン。ekカスタムはそれまであったekスポーツの後継モデルとして登場し、3代目からは名前を変え、「ekカスタム」となった。「カスタム」という名前からして、ライバルのムーブカスタムを意識していることが伺える。
eKカスタムでは先代のeKスポーツ同様に外装では専用ヘッドライト、専用グリル&バンパー、サイドアンダースポイラー、リアスポイラーなどスポーティーな外観が与えられ、内装でも専用メーター、専用シート、専用カラーのインパネなどノーマルとは差別化される。

フロントデザイン。ノーマルは受け入れられやすいオーソドックスなデザインだったが、こちらは水平基調と、斜めのエッジを効かせたグリル&ヘッドラインのデザインで一目見てスポーティさが演出されている。先代ではスクエア状のヘッドライト、それに続くグリルが特徴的だったに対し、大幅なイメージチェンジだ。ただライバルであるワゴンRのカスタムモデル、スティングレーにどこか似ている感じもする。

横からのシルエット。最近の傾向でワゴン型ではボンネット周りの角を立たせるデザインが多い。カスタムでは廉価グレードのMを除きLEDターンランプ付ドアミラーを装着。足元ではサイドアンダースポイラーに標準で14インチアルミホイールを装着。上級グレードでは写真のようなワンランク上の15インチアルミホイールを装着する。

リア。ぱっと見ムーブっぽいが、L字型のエッジが効いている。なお、カスタムモデルは専用のクリアテールとなる。

エンジンは3B20型3気筒DOHC12バルブのNAとターボの2種類が用意される。トランスミッションはCVT,駆動方式はFFか4WD。なお、4WDはビスカスカップリング式のオンデマンドタイプである。デビュー当初はスズキやダイハツに遅れを取り自動ブレーキ等の設定がなかったがデビューから1年半後の2014年12月マイナーチェンジで低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM-City)と誤発進抑制機能の2つの先進予防安全技術を採用した「e-アシスト」を全グレードで設定。その後2015年10月マイナーチェンジで後期型に移行した際は上位の「セーフティパッケージ」のみの装備となった(廉価グレードのMとミドルグレードのGでは非搭載)。さらにe-アシスト搭載車ではアクティブスタビリティコントロール(ASC)も標準装備した。
こちらはネット上にあったekカスタムの加速動画。ホンダのN ONEといい、かなり速く1300CCクラスと同等がそれ以上だろう。NAモデルはトルクが細く不満点があったがこのターボモデルなら満足だ。

インパネ。カスタムではブラックを貴重とするスポーティーな雰囲気。ノーマル同様にエアコンパネルはタッチパネル式(※廉価グレードを除く)。

ステアリングは廉価グレードを除き本革巻きステアリングホイールとなる。

フロントシートはベンチシートタイプ。カスタム専用のシート表皮で質感も高い。

リアシート。スライド機構を備え足元の広さを調節できる。

ラゲッジルーム。

リアシートを倒した状態。

ekスポーツは、3代目のフルモデルチェンジで先代よりも見た目がガラッと変わった。その一方で先代からの速さは継承され、室内空間も広くなりワンランクレベルアップした印象を受ける。ライバルはワゴンR・スティングレー、ムーブカスタムあたりだろう。全体的なシルエットは3台とも似ているため、あとは細かな違いで選ぶことになる。
なお、同時期に日産からはオッティのスポーツモデルの後継としてデイズハイウェイスターがデビュー。日産用のフロントデザインが与えられるなどオッティ時代と同様に差別化がなされているがそこまで明確な違いが無い。この点は後期型のeKカスタムで「ダイナミックシールド」デザインを取り入れることで大きく改善した。差別化された個性の強いeKカスタムが欲しい人は後期型がオススメである。
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