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【3代目 前期型】スズキ ワゴンR・スティングレー(MH34S型)

2013/06/01
ワゴンRスティングレー 0
(トール)ワゴンタイプ【スポーティー】
ワゴンRはスズキのワゴン型軽自動車。スティングレーはそのスポーティーモデルである。本稿では5代目ワゴンRに設定されていた3代目ワゴンRスティングレーの2012年9月~2014年7月までを前期型とし、これを扱う。

MH34S_stingray_first (7)
画像参照元:Goo-net




概要


2012年8月にフルモデルチェンジし、5代目となったワゴンR。5代目ワゴンRでは先代で採用されたスタイリッシュな箱ボディを継承し、そこからさらに丸みを与えたことでスタイリッシュ路線が洗練された外観に仕上がった。また、ノーマルのワゴンRでは同年代の7代目アルトのような丸みをヘッドライトに与えることで、ヨーロピアンな雰囲気も演出した。

メカニズムではそれまでのK6A型に変るR06A型エンジンを新規に採用。軽自動車としては初となる低燃費技術の「エネチャージ」、「新アイドリングストップシステム」、「エコクール」を全グレードに採用したことで自然吸気エンジンのFFモデルでは28.8km/L(JC0モード)、ターボ仕様のFFモデルでも26.8km/L(JC08モード)を実現するなど燃費が飛躍的にアップした。

先代からRRに代わるスポーティーモデルとして登場した「スティングレー」は、ノーマルモデルと同時デビュー。

スティングレーとしては3代目となり、初代2代目から続く直線基調のヘッドライトやグリルを継承。一方で3代目ではボディ形状にあわせてエッジを効かせた顔つきとなり、ノーマルモデル以上に洗練された雰囲気が強くなった。

3代目・前期型ワゴンRスティングレー(MH34S)と後期(MH44S)との違い


3代目ワゴンRスティングレーは、2014年8月のマイナーチェンジ(3型)以降の後期とそれ以前(前期)とでは外観、内装、メカニズムで大きく異る。

後期型(3型)のエクステリアはフロントグリルやバンパーデザインを刷新しより存在感のある顔つきとなったほか、インテリアではシルバー加飾&ブラック内装のシート表皮を新デザインに変更。

メカニズムでは自然吸気エンジンにマイルドハイブリッドの「S-エネチャージ」を採用し、発進加速や追い越し加速をモーターでアシストすることで走りを強化。これと同時に燃費も改善した(※ターボ仕様は遅れて2015年8月にマイルドハイブリッド化)。これ以外でも「S-エネチャージ」化に伴い発電機能付きオルタネーターをエンジンの始動に使うことで、アイドリングストップ時の「キュルキュル音」が皆無で、かつスムーズという特徴もある。同年代のダイハツ車、ホンダ車等にはないスズキだけの特質すべき点だ。

このほか自動ブレーキでは「後退時左右確認サポート機能」と「自動俯瞰機能」を追加。スマートフォン連携ナビゲーションとセットのオプション設定とした。

装備面ではスティングレーのターボ仕様にクルーズコントロールシステムを追加。最廉価グレード(FAのFF車)を除いて運転席シートヒーターを標準装備化。助手席ヒートシーターはオプション設定車を増やした。

3代目・ワゴンRスティングレーの後期型(3型)についてはこちらで詳しく解説する。→【3代目 後期型】 スズキ ワゴンRスティングレー(MH44S型)

エクステリア


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フロントデザイン。先代のイメージである水平基調を保ちつつ、ヘッドライトは左右にエッジと切り込みが入りより洗練されたデザインとなっている。なお、この代からイルミネーションが追加され、ヘッドライトとグリルの部分が鮮やかに点灯する。

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サイド。先代のスタイリッシュボディを継承しつつ、ボンネットを厚くしフロントやリアの一部に丸みやエアロダイナミクスな形状を与えたことで先代よりも洗練されたイメージを演出した。上級グレードではLEDターンランプ付きドアミラーを標準装備。

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足元は自然吸気エンジンで14インチアルミホイール。

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ターボモデルではスタイリッシュなデザインの15インチアルミホイールとなる。

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リアのコンビランプはクリアテールだが、ストップランプがLED仕様となっている。またウィンカーやバックランプの配置が前後逆転している。ストップランプ部分はLED化に伴い、メッキリフレクターが無くなり先代のコンビランプと比較すると若干見劣りする。

エンジン・機能


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エンジンは新採用のR06A型3気筒DOHC自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類。自然吸気エンジンは最高出力52ps(38kW)/6000rpm、最大トルク6.4kg・m(63N・m)/4000rpm。

ターボエンジンは最高出力64ps(47kW)/6000rpm、最大トルク9.7kg・m(95N・m)/3000rpm。

先代(MH23S)まで搭載されていたK6A型のターボエンジンとR06Aターボエンジンとではその構造に違いがあり、K6A型はショートストローク。R06A型はロングストロークのエンジンとなる。ロングストロークにより低回転でも高いトルクを発生でき、より省燃費なエンジンとなっている。トランスミッションは副変速機付きのCVT。駆動方式はFFか4WDだ。

この他MH34系ではエネチャージシステムと新アイドリングストップシステム、エコクールが全グレードで標準装備となる。2013年7月マイナーチェンジではエンジンの摩擦抵抗の低減、空気抵抗の低減などにより燃費をさらにアップ。FFの自然吸気エンジンで30.0km/L(JC08モード)を達成した。

先代よりもボディを軽量化し、さらにエネチャージシステムによるエンジンのロスを軽減したことで、特にターボモデルの走りと燃費は先代以上に良い出来となっている。1.3Lクラスの普通車と同じかそれ以上と言ってもいいだろう。CVTにより100kmの回転数は2600rpmとこれも優秀だ。

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自動ブレーキとしてはデビュー当初は設定がなかったが2013年7月マイナーチェンジ(2型)でレーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)や誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESPをCVT車全機種にメーカーオプションで設定した。ただしこの時点ではステレオカメラ式ではなく、赤外線を使った自動ブレーキだったため作動領域が最大約30km/hまでとライトな感じの自動ブレーキであった。

インテリア


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インパネ。先代はボディ形状と同じスクエアをイメージさせるような水平基調で全体的に安っぽい感じもしたが、MH34S型では全体的にグレードアップ。斜め方向のラインや適度な出っ張り。メッキ加飾などを使うことで質感がアップした。また、メーターまわりも見やすく自発光式メーターの採用によりベーシックであるが洗練されたデザインとなった。

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ターボグレードでは本革製のステアリングに7速マニュアルモード用のパドルシフトが備わる。

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スピードメーター。自発光式メーターとなり背景はブルーやグリーンのイルミネーション表示でエコ・ドライブをアシストする。

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フロントシートはセパレートタイプ。先代スティングレーあたりから上質感がアップしたが、この代ではさらにそれがアップ。ヘッドレストの形状が特に変更されている。

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リアの足元は先代同様、かなり広い。

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リアシートのスライド機構ももちろん搭載。

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ラゲッジルーム。

まとめ


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リアシートを倒した状態。助手席も前に倒れるので、長物も積める。

3代目・ワゴンRスティングレーの前期は先代よりもさらにワンクラス上のスタイルと性能を得た1台だ。特にターボモデルに至っては磨きがかかり、普通車からの乗り換えでも加速性能に何ら違和感は無いだろう。見た目重視や街乗りだけならNAでも十分な性能はあるが、高速や郊外も使うことを考慮すればターボ付きをオススメしたい。軽自動車でありながら、1.3Lのコンパクトカーに引けを取らない性能があるため、価格以上の価値がつまっている。

なお、この後の2014年8月マイナーチェンジ(後期型)ではエネチャージを進化させた「S-エネチャージ」の採用によりマイルドハイブリッド仕様に進化する。S-エネチャージにより燃費は自然吸気エンジンのFFモデルで32.4km/L(JC08モード)を達成。さらなる燃費アップを果たすこととなる。さらにモーターアシストにより自然吸気エンジンでは登坂能力がほんの少し向上するなど前期よりもさらに良くなるメリットがある。

ちなみにターボ仕様のS-エネチャージ(マイルドハイブリッド化)は遅れて2015年8月に登場する。S-エネチャージとターボエンジンの組み合わせはS-エネチャージ&自然吸気エンジンよりもさらにデキが良く、前期型ターボよりもさらに走行性能がアップする。このため、中古で購入を考えている人は後期型のチェックを忘れないように。






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さすらいのクラ吹き
Admin: さすらいのクラ吹き
軽自動車大好きでマニアな管理人が、旧モデルから現行モデルまで様々な軽自動車を解説&紹介します
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